「派遣切り」で和解金 派遣会社が登録社員に支払い

1月9日19時50分配信 産経新聞

 「派遣切り」問題をめぐり、契約期間中に静岡市の人材派遣会社「アウトソーシング」から解雇された沖縄県出身の元派遣社員の男性(44)が解雇の撤回を求めたケースで、同社が残る契約期間分の賃金と、給料のほぼ1カ月分に相当する和解金を支払う内容で合意したことが9日、分かった。

 男性が相談を持ちかけた労働組合「洛南ユニオン」(京都府宇治市)によると、補償がないまま解雇される派遣労働者が多い中で、派遣会社による和解金支払いは珍しいという。

 同労組などによると、男性は同社との間で昨年10月から3カ月の雇用契約を結び、宇治市の「日産車体マニュファクチュアリング京都工場」に派遣されたが、減産のため工場側が11月に「12月8日で契約終了」と通告。男性はアウトソーシングから別会社への派遣を打診されたが、遠方のため断ったところ解雇されたという。

 男性は同社に、解雇の撤回と賃金の支払いを要求。今月8日の交渉で、同社が解雇を撤回し、本来の契約満了となる12月末までの賃金と、和解金24万円を支払うことで合意したという。

 同社は「採用時に無理をお願いして登録してもらったのに中途解雇となった経緯などを総合的に勘案した。極めて特殊なケース」と説明。同組合は「(元派遣労働者には)自分の権利を知ってもっと声を上げてほしい」としている。
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by deracine69 | 2009-01-09 19:50 | 社会  

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