“ボンバル機”なぜ製造中止にできないのか?

2009/2/17 10:00 日刊ゲンダイ

 米ニューヨーク州バファロー近郊に墜落したボンバルディア機の事故は、着氷が原因とみられる。米運輸安全委員会が13日、記者会見し、「操縦士が主翼にかなりの着氷を確認していた」ことを発表した。

 着氷はしばしば、航空機の事故につながるというが、それにしても、また、「ボンバル機か」ではないか。問題のDHC8―Q400という機体は03年の導入以降、ヒマさえあれば、トラブルを起こしている。日本だけでも不具合での行き先変更などのトラブルが06年度に30件、07年度に31件、08年度に19件。国交省の担当者がカナダのボンバル本社に出向き、改善要求を出したこともある。そのせいか、国交省は「最近はトラブルも落ち着いてきた」みたいな言い方をしていた。その矢先の墜落事故だから、ゾッとする。

 航空関係者によると、ボンバル機のトラブルは初歩的な整備ミスが原因のものも目立つという。07年に高知空港で起こった胴体着陸のトラブルは、ボルトの脱落という初歩的ミスだった。航空評論家の中村浩美氏は「命を預かるメーカーとしてはあまりにお粗末」とコメントしたものだ。

「カナダに本社を置くボンバル社はもともとスノーモービルのメーカー。80年代にカナダの航空機メーカーを買収し、いまや、ボーイング、エアバスに次ぐ規模です。Q400はプロペラ機ですが、ジェット機並みの速度なのに低燃費、低騒音で、世界中数カ国で採用されている。日本でも全日空と日本航空グループで25機を保有しています」(航空業界関係者)

 ここまでトラブルが多いと安心して乗れない。製造中止、運航中止などの大ナタが必要なのではないか。
[PR]

by deracine69 | 2009-02-17 10:00 | 社会  

<< 中川財務相 あきれる国民 首相... 中国の処刑バス >>