HIV、急速に免疫逃避=国際チームの感染者調査-ワクチン開発の戦略見直し必要
2009/02/26-10:50 時事通信エイズウイルス(HIV)がヒトの免疫システムから逃れるため、急速に変異していることが分かった。熊本大や国立国際医療センター、英オックスフォード大などの国際研究チームが、日本や英国、カナダ、南アフリカなど世界各地の感染者計約2800人を調査した成果を26日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
熊本大エイズ学研究センターの滝口雅文教授は「ワクチン開発がうまくいかない理由の一つが、過去のウイルスで研究しているためだと分かった。免疫逃避ウイルスの出現を念頭に置き、開発戦略を立て直さないといけない」と話している。ワクチンが開発されても、インフルエンザの場合と同様に、変異への対応に追われる可能性が高いという。
by deracine69 | 2009-02-26 10:50 | 社会