<パレスチナ>統一政府樹立へ協議 ファタハ、ハマスが合意

2月27日11時21分配信 毎日新聞

 【エルサレム前田英司】アッバス自治政府議長の支持基盤ファタハと、イスラム原理主義組織ハマスなどパレスチナ各派は26日、統一政府樹立に向けて具体的な協議を進めることで合意した。五つの委員会を設置して統一政府の形態など重要課題について話し合い、3月下旬にカタールで開かれるアラブ連盟首脳会議までの結論を目指すという。

 各派はヨルダン川西岸とガザ地区に分かれたパレスチナの分断解消のため、エジプトの仲介で和解協議を再開していた。協議は今後曲折も予想されるが、イスラエル軍の攻撃で1300人以上が死亡したガザ地区の復興を前に、各派が足並みをそろえた形だ。

 中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、パレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハ幹部、クレイ元パレスチナ自治政府首相は「(和解こそ)世論が必要としていることだ」と意義を強調した。各委員会で、統一政府の形態▽PLOの再構築▽自治政府議長と評議会(国会に相当)議員の両選挙の実施--など、和解に不可欠な重要課題を詰めるという。

 パレスチナ内部は07年6月のイスラム原理主義組織ハマスによるガザ制圧で、ハマス支配下のガザと、ファタハ主導の自治政府が統治するヨルダン川西岸に分断した。以来、ハマスを「テロ組織」に認定するイスラエルなどはガザ封鎖を強め、これが復興進展の障害になっている。

 パレスチナ各派は実務者型の統一政府を実現するなどして国際社会の理解を得て、復興を加速させたい意向だ。

 一方、イスラエルのリブニ外相は26日、同国中部テルアビブでミッチェル米中東特使との会談後、ガザの復興について「支援は、ハマスの正当性を認めることなく行うことが必要だ」と指摘。ハマス孤立化への包囲網を崩さないよう、国際社会に求めた。
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by deracine69 | 2009-02-27 11:21 | 中東  

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