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タイ邦人殺害 マレーシア人を逮捕 架空融資話に利用か 合成写真押収

 【バンコク=岩田智雄】タイのバンコク近郊のパトムタニ県で日本人二人の射殺体が見つかった事件で、タイ国家警察は六日、殺人などの疑いでマレーシア人の財務コンサルタント、ジョージ・フェルナンデス容疑者(64)を逮捕した。



 調べによると、フェルナンデス容疑者は今年三月、貿易商、小島善雄さん(53)とベンチャー企業社長、久金辰也さん(52)の二人を自宅浴室で殺害した疑い。二人の頭部からは銃弾が見つかっているが、同容疑者の自宅からも同様の銃弾と小島さんらの血痕が見つかった。

 フェルナンデス容疑者は調べに対し、日本人一人が突然自宅にきて、小島さんらを射殺、遺体の処理に困り知人のタイ人に頼んでポリ袋に入れて捨ててもらったと供述し、殺害への関与を否定している。

 これまでの調べでは、小島さんらはたびたびタイを訪問し、フェルナンデス容疑者と面会。世界銀行の幹部になれば融資が受けられるとの詐欺まがいの話をもちかけられていたとみられている。

 警察はフェルナンデス容疑者が小島さんらを殺害後、所持金を奪った疑いがあるとみて追及している。六日付タイ紙「タイ・ラット」は、警察が容疑者宅を捜索、現金五百万バーツ(約千五百万円)を見つけたと伝えた。

 同容疑者宅からは融資話に利用したとみられる本人とブッシュ米大統領らが一緒に写った合成写真が押収された。

(産経新聞) - 5月7日3時9分更新

by deracine69 | 2006-05-07 03:09  

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