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<タイ・クーデター>改革評議会 次期首相 来週国王に報告

 【バンコク浦松丈二】タイのクーデターで実権を握った「民主改革評議会」(議長・ソンティ陸軍司令官)は23日、暫定首相選出など民政移管に向けた手続きを話し合った。国軍関係者によると、評議会は来週半ばにも首相候補をプミポン国王に報告、承認を求める方針を固めた。クーデターから2週間以内としている民政移管を急ぎ、内外に正常化をアピールする意図があるとみられる。

 次期首相候補としては、23日までの事前選考で▽タイ中央銀行前総裁のチャトモンコン氏▽国連貿易開発会議(UNCTAD)のスパチャイ事務局長▽行政裁判所長官のアカラトーン氏▽最高裁判所長官のチャンチャイ長官の4人に絞られた模様だ。

 次期首相は、国王の承認後発表され、評議会と協議しながら暫定政権の組閣作業に入る。任期は来年10月までの約1年。任期中に暫定憲法を起草し、課題となっている政治改革を行った上、総選挙を実施する。

 評議会は23日の会議で、タクシン氏の復権を防止するため「(クーデター政権への)忠誠心を重視した政府高官人事を行う」との方針を決定。タクシン政権時代に頻繁に行われていたといわれる電話盗聴を一切禁止すると決めた。

 一方、評議会報道官は23日の会見で首相を追われたタクシン氏のポチャマン夫人と2人の子供が出国せず、バンコクに滞在していることを明らかにした。

(毎日新聞) - 9月23日20時4分更新

by deracine69 | 2006-09-23 20:04  

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