人気ブログランキング | 話題のタグを見る

<少子化社会白書>日本「超少子化国」と定義

 政府は1日午前の閣議で06年版「少子化社会白書」を決定した。05年に人口が戦後初めて減少に転じ、合計特殊出生率が1.25に落ち込んだ日本を「超少子化国」と定義。少子化対策を国の最重要政策課題と位置づけ、社会全体の意識改革の必要性も強調している。

 白書は少子化の直接原因として晩婚化・晩産化に加え、「未婚化の進行」を挙げた。具体的なデータとして、70年代は男女とも30代の9割が結婚していたのに対し、05年は30代前半の未婚率が男性47.1%、女性32%(国勢調査)に高まったことを紹介している。

 人口学は合計特殊出生率が1.3未満の国を「超少子化国」と定義している。日本の05年の出生数は過去最低の106万2530人(前年比4万8191人減)で、合計特殊出生率も1.25(同0.04ポイント減)と過去最低を記録、昨年に引き続きこの表現を用いた。合計特殊出生率が1.3を割り込んだのは3年連続。

 少子化対策としては、児童手当の乳幼児加算(0~2歳児が対象)創設など「子育て支援策」と「働き方の改革」を中心に40項目の施策を列挙した。人口減少社会に適応した社会・経済システムの構築や国、自治体、企業、地域など社会全体で対策に取り組む重要性を唱えている。【渡辺創】

(毎日新聞) - 12月1日14時53分更新

by deracine69 | 2006-12-01 14:53  

<< <北京五輪>星野氏、野球の日本... 目黒区議の政調費不適正支出:野... >>