飲んでも安心、足はこちらでつぼ八FC店に無料送迎車導入促す
居酒屋チェーン大手のつぼ八(東京都中央区)は1日、飲酒運転撲滅に向け、フランチャイズ(FC)店オーナーに無料送迎車の導入などを促がすと発表した。飲酒運転に対する社会的な関心が高まっていることから、客が帰り足の便を心配せず来店できるようにするのが狙い。対象は郊外型の約130店舗。すでに67店舗は導入しており、導入店舗を増やす。無料送迎車の導入は、オーナーの自己負担となる。このため、車体に飲酒運転撲滅に賛同する企業などの広告をはり、ガソリン代などの維持費をカバーしていく計画。
送迎車を導入できない店は、運転代行やタクシーの利用促進として500円のクーポン券を無料で配る。複数人で乗り合わせて来店した客には、運転者に対し、ソフトドリンクなどを無料提供するサービスも行う。
8月下旬の福岡市職員の飲酒運転事故以降、地方の郊外型店舗では売り上げが減少しているという。同社では「外食そのものを控えるといった心理的影響もある」(尾崎義弘執行役員)とし、無料送迎車の積極導入で、顧客を呼び込む考えだ。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 12月2日8時32分更新
by deracine69 | 2006-12-02 08:32 | 経済・企業