石原ファミリー“金銭授受疑惑”…糸山氏「選挙妨害」

ZAKZAK 2006/12/11

 3選出馬を正式表明した東京都の石原慎太郎知事(74)。先週末、巨額脱税事件で起訴された「水谷建設」の元会長、水谷功被告(61)らとの東京・銀座の高級料亭での宴席が発覚したが、この宴席に絡んだ“金銭授受疑惑”が浮上し、近く訴訟沙汰に発展しそうなのだ。キーマンである糸山英太郎元衆院議員(64)は夕刊フジ取材に「ガセネタ。これは石原知事への選挙妨害だ!」と憤慨する。石原知事の続投戦略にどう影響するのか?

 宴席は昨年9月14日夜、東京・銀座の高級料亭「吉兆」の2階で行われた。出席者は石原知事と三男の宏高衆院議員(42)、糸山氏、水谷被告、埼玉県の石材業者T氏の5人。直前の総選挙で、宏高氏が初当選したことを祝う趣旨で、着物姿の女性がお酌をする華やかな会だった。

 発案したのは「石原知事の盟友」を自負する糸山氏だが、注目は国会議員から暴力団関係者まで幅広い人脈を誇り、「平成の政商」と呼ばれる水谷被告が同席していたこと。水谷被告は、福島県談合汚職事件の端緒となった約11億円の巨額脱税事件で今年7月、東京地検特捜部に逮捕・起訴されている。

 この宴席について、石原知事は「私は糸山君を昔から知っていて、(宏高氏の)当選祝いをやろうということで会に行った」(東京新聞8日朝刊)といい、宏高氏も「水谷氏とはその時が初対面。その後ああいう(脱税)事件が起きて驚いた」(赤旗日曜版10日付)と出席は認めている。

 ところが、この宴席に絡み“金銭授受疑惑”が浮上している。

 水谷被告に近い関係者はこう語る。

 「宴席の前日(13日)、糸山氏の秘書室長(当時)から水谷氏と懇意な女性経営者に『(吉兆で)当選祝いを渡したい。水谷氏の方で500万円を用意してほしい』と電話があった。水谷氏と相談して女性経営者が立て替えた。14日午後3時半過ぎ、女性経営者は銀行で新札に替えた500万円を包装紙に包み、三田にある糸山タワーの糸山氏の事務所に届けた」

 「当選祝いは水谷氏側の500万円と、糸山氏の1000万円、石材業者T氏の500万円を合わせた2000万円らしい。女性経営者は糸山氏の別の秘書から『お金はお土産として渡す(高級焼酎の)森伊蔵の箱2つに入れた』と聞いたが、後で調べると、宏高氏や石原知事の政治資金収支報告書には掲載がない。不信感が重なった女性経営者は今週中にも、糸山氏に500万円の返還請求訴訟を起こす」

 これと符合するのが前出した赤旗の記事。糸山氏の元秘書室長は、女性経営者に500万円を用意するようお願いしたことと、女性経営者から現金が入ったとみられる「紙袋」(=包装紙)を受け取ったことを認めているのだ。

 事実なら、政治資金規正法違反の疑いもある驚くべき話だが、石原知事は先週末、日本テレビの「(吉兆で)金銭の受け渡しは?」との取材に、「私は関係ない。糸山さんに聞いてくださいよ」と答え、宏高氏も「金銭は一切頂いていない」と金銭授受を否定している。

 キーマンである糸山氏は夕刊フジ取材に「ガセネタ。石原知事の続投阻止を狙う選挙妨害であり、恐喝未遂事件ですよ」といい、こう説明する。

 「あの夜、吉兆で宴席があったのは事実。私が米国出張中に秘書がセットしたもので、私も石原知事も水谷氏とは初めて会った。宴席費用の68万円は払ったが、新人議員の宏高氏に私が1000万円も渡すわけがない。大体、森伊蔵の箱に1000万円は入らない」

 「20年も国会議員をやってきて(政治資金関係の)法律は熟知している。マスコミに『水谷氏が特捜部に金銭授受を認めた』という情報が流れたようだが、不正があれば、私も石原知事も事情聴取を受けているはず。それは一切ない。逆に、水面下で金銭の要求のようなものはあった。向こうが提訴するなら、(恐喝未遂などで)捜査当局に相談したい」

 そして、石材業者T氏も「500万円を出した覚えはない。宏高氏が糸山政経塾出身なので、塾の専務理事として出席しただけ。秘書室長が(宴席後に)退職したが、『糸山憎し』の感情でもあったのでは」と語る。

 言い分は完全に食い違っているが…。  
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by deracine69 | 2006-12-11 12:00 | 政治  

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