誤ってゴム飲んだイルカを、大巨人が素手で手術―遼寧省瀋陽市
12月14日17時40分配信 Record China2006年12月6日、遼寧(りょうねい)省瀋陽(しんよう)市にある「皇家極地海洋世界」という海洋パークで、イルカ2頭の体調の異変に気付いた飼育係らスタッフが、医者を呼び健康診断をした。元気に泳ぎ回り、芸達者で人気者のイルカたちが、大好きな魚も食べなくなり、周囲は大変心配して見守っていると、なんとお腹の中に、有害なゴム片を発見した。
このまま放置するとイルカの命が危険だと判断し、早速、遼寧省人民病院の専門医により、異物を取り除く開腹手術が行われた。しかし、イルカの胃の内部は構造が複雑なため、異物の摘出手術は失敗に終わった。
* * *
2006年12月7日、遼寧(りょうねい)省瀋陽(しんよう)市にある「皇家極地海洋世界」という海洋パークで、胃の中の異物を摘出するため、お腹を切り開かれた可哀相なイルカを救うには、これ以上カラダを傷つけないことが必須と判断した医師団。原始的だが直接口から手を突っ込んで、ゴムを取り除くことしかないと結論を出した。これなら術後のダメージも少ない。誰か手の長い人はいないか、とスタッフは奔走した。そして昔、日本のテレビ番組「びっくり人間大集合!」的なものに出演し中国でも有名人となった、モンゴルに住む大巨人に白羽の矢が立った。普通の人の片腕はだいたい60cmのところ、彼はなんと106cmということで、腕の長さは申し分ない。
そして身長236cmのモンゴル巨人、喜順(シーシュン)さんに連絡をすると、彼は快く引き受けてくれた。飼育係や医療関係者が見守る中、イルカ2頭の口から差し入れた彼の手は見事、胃の中に到達。異物をつかみ出した。イルカは助かった。そしてその後、彼の手はゴッドハンドと呼ばれ、握手を求められる有名人として人気を集めている。まさに大は小を兼ねる、である?
by deracine69 | 2006-12-14 17:40 | アジア・大洋州