<耐震偽造>「田村水落設計」物件は15都道府県で168件

1月25日20時32分配信 毎日新聞

 京都市のビジネスホテル「アパホテル」2棟の耐震強度偽装問題で、国土交通省は25日、同ホテルの構造計算をした「田村水落設計」(富山市)による物件数が97年以降、15都道府県で計168物件に上ると発表した。国交省はこれまで42物件のサンプル調査を行っていたが、残りの126物件も調査を急ぐよう改めて自治体に指示した。

 同ホテルの構造計算書は、パソコン上で計算数値が替えられていたという。水落光男・1級建築士(58)は偽装を否定しているが、京都市や国交省は「意図的な改ざん」と判断。調査を踏まえて免許取り消しなどの処分を決める方針。

 国交省が偽装を行ったと判断した建築士は、姉歯秀次・元1級建築士=建築基準法違反罪などで懲役5年、上告中=を含めて、これで4人目となる。

 国交省によると、田村水落設計では、主に水落建築士が耐震性を検証する構造計算を担当。168物件は▽マンション42件▽ホテル9件▽事務所などその他が117件で、北海道から広島までの15都道府県に点在している。

 同社を巡っては、民間の指定確認検査機関「イーホームズ」=昨年5月に指定取り消し=側が昨年3月、田村水落設計を名指しして「耐震強度を偽装している」と指摘。これを受け国交省は同6月、42物件のサンプル調査を開始した。これまでにうち25件で調査が終了し、この過程で今回の偽装が判明した。うち4件は計算に誤りがあったが耐震性に問題はなく、残る19件は違反なしだった。【長谷川豊】
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by deracine69 | 2007-01-25 20:39 | 社会  

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