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<番組改変>原告市民団体、全面勝訴にわく 「画期的判決」

1月30日8時43分配信 毎日新聞

 「想像もできない判決だ」。NHK番組改変(判決では改編)訴訟の29日の東京高裁判決を受け、会見した原告の市民団体「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(バウネット)のメンバーらは「全面勝訴」にわいた。番組内容への「期待権」という訴えを認め、1審で免責されたNHKにも賠償を命じる「画期的な判決」。一方で弁護団は「取材行為に法律が介入することにはリスクもある」と、判決の悪用を警戒する発言も出た。【高倉友彰】

 会見場となった東京・霞が関の司法記者クラブは原告と支持者で埋まり、熱気にあふれた。「全面勝訴」の文字が躍る垂れ幕を背に、ネットの共同代表、西野瑠美子さんは「驚いています」と素直に喜んだ。判決は政治家の直接的な圧力は認めなかったものの「NHKが(政治家の発言に)過剰に反応し、幹部が圧力と感じたから変更した、と指摘していると思う。権力の座にいる人が発する言葉がどれだけ影響を与えるのか政治家も考えてほしい」と話した。

 もう一人の共同代表、東海林路得子(るつこ)さんも「言い逃ればかりだったNHKは私たちに謝罪してほしい」と続けた。

 飯田正剛・弁護団長は「『自律した意思を持って編集・報道すべきだ』とNHKに求めているとも言える」と判決を分析。一方で、政治家らが「期待権」を理由に取材・報道に介入してくるおそれはないかとの質問には「両刃の側面、リスクがあるので、われわれも『特段の事情』で(期待権が認められる)要件を絞る形で悪用を招かないよう注意してきた。判決も(期待権と編集の自由の)バランスを図りながら、ギリギリのところで法的救済を図った」と説明した。

by deracine69 | 2007-01-30 08:43 | 社会  

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