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武器輸出のトップは米国 「ミリタリーバランス」発表 

2007年02月01日11時11分 朝日新聞

 英国際戦略研究所(IISS)は31日、世界の軍事情勢に関する年次報告書「ミリタリーバランス(07年版)」を発表した。05年の武器輸出各国の輸出総額(引き渡しベース)を見ると、トップは米国の約115億5000万ドル(約1兆4000億円)で、世界の武器市場での占有率は45.6%と他を圧している。次いで英国、ロシア、フランス、中国、ドイツ、イスラエルの順だ。

 一方、武器輸入額が最も多いのはサウジアラビアの35億ドル(約4200億円)で、イスラエル、インド、エジプト、中国が続く。中国は武器取引全体のバランスでは約5億ドル(約600億円)の輸入超過になっている。

 報告書は武器取引が盛んな中東・北アフリカに絞って、取引状況をまとめた。01年からの4年間では、米国の最大の輸出相手先は総額53億ドル(約6400億円)のエジプトで、これにサウジアラビア、イスラエルが続く。額は大きくないが、その前の4年間に比べ、ロシアや中国が新たにイエメンなどに輸出先を広げている。

 05年の国民1人あたりの国防費(防衛費)支出では、カタールがトップで2547ドル(約30万7000円)。次いでクウェート、米国、イスラエル、シンガポール、ノルウェーの順。ちなみに日本は345ドル(約4万1000円)で、台湾とほぼ同じ水準だ。

by deracine69 | 2007-02-01 11:11 | アフリカ  

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