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カリスマ霊能師 江原啓之にも『あるある』疑惑

2007年02月04日10時00分 日刊ゲンダイ

「『あるある』のヤラセ報道を見ていて、一事が万事こういう体質の会社なんだって呆れてしまいました」

 こう憤るのは神奈川県在住の30代主婦Aさん。Aさんはデータ捏造で打ち切りになった「発掘!あるある大事典Ⅱ」(フジテレビ系)と同じく、日本テレワークが制作しているフジの午前中の人気番組「こたえてちょーだい!」に02年6月18日、生出演した経験の持ち主だ。

 Aさんは当時番組内で霊能師の江原啓之氏(42)が担当していた「スピリチュアル開運術!」のコーナーに夫婦で出演。夫の失業、子どもの病気やケガ、Aさん自身の精神的疲労など、度重なる不幸から脱出する処方箋を求めて番組に出演を決めたという。

「『こたえて――』の別のコーナーに手紙を出したら“江原さんのコーナーに出演しませんか?”というオファーが日本テレワークからありました。江原さんの著作も持っていて大ファンだったので出演しました」

 ところが、Aさんはいざ番組に出演して愕然とする。江原氏が即興で霊視してくれるとばかり思っていたら、「事前に詳しいプロフィルの提出も求められ、自宅には日本テレワークの方から30分以上も電話リサーチがありました」。

 その上、「控室にスタッフから“ご主人か奥さまかどちらかで結構なんですが、昔、頭を打ったことありませんか?”なんて電話も。夫が“5歳くらいの時に階段から転げた”というエピソードを披露したら、江原さんは本番で、さも今、霊視で見えたかのように“ご主人、頭を打ったことありませんか?”って真顔で言うんです。呆れました」。

 Aさん夫妻は生放送中では時間が足りずおはらいができなかったため、後日、東京・原宿にある江原氏の診療所を訪れることになる。この模様は2カ月半後にオンエアされた。

「江原さんは主人に“亡くなった兄弟がいるはず。その方はまだ生きたいという願望が強くてあなたに憑依(ひょうい)している。母親も心配で憑(つ)いている”と言うのです。でも、兄弟を亡くした話は事前に話していたこと。一気にシラケてしまいました。今は江原さんに夢中になっていた時間を返してほしいです」

 今をときめくスピリチュアルカウンセラー江原啓之氏は、この「こたえてちょーだい!」のコーナーを足がかりにメジャーになっていった。日本テレワークに足を向けて寝られない。

 フジテレビの話「コメントは差し控えさせていただきます」(広報部)

by deracine69 | 2007-02-04 10:00 | 社会  

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