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<北九州市長選>前民主党衆院議員の北橋氏が初当選

2月4日21時52分配信 毎日新聞

 北九州市長選は4日投開票され、前民主党衆院議員の北橋健治氏(53)が、前国土交通省局長の柴田高博氏(57)と、元北九州市立大教授の三輪俊和氏(63)を破って初当選した。旧建設省出身で5期20年間市長を務めた末吉興一市長(72)が今期限りで引退を表明したことに伴い、無所属の新人3人が立候補。中央政界の構図を反映した戦いを展開した。福祉・教育の充実や官僚政治からの脱却を訴えた北橋氏が、「末吉市政の継承」を主張した柴田氏を抑えた。

 市長選は、柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言への批判が高まる中、4月の統一地方選や夏の参院選の行方を占う選挙として注目された。自民、公明両党の推薦候補は昨年11月の福岡市長選、先月の宮崎知事選に続いて九州で3連敗となった。投票率は前回の38.32%を大幅に上回る56.57%だった。

 北橋氏は衆院議員を任期途中で辞職し、民主を離党して立候補。民主、社民、国民新党の推薦を受け、「市民党」の立場を掲げて選挙を戦った。衆院議員6期で培った高い知名度を生かし、支援母体の労組や地盤の市西部(福岡9区)で幅広く支持を集め、無党派層まで広く浸透した。

 自公の推薦を受けた柴田氏は行政手腕や中央とのパイプを強調。自公は幹部を相次いで北九州入りさせ、挙党態勢で臨んだ。地元の主要企業や過去に北橋氏を支援した新日鉄と関連企業も柴田氏を支援したが、自民内部でも足並みがそろわなかった。

 共産の推薦を受けた三輪氏は「市政の相乗り与党が推す北橋、柴田両氏に変革はできない」と力説したが、2人の競り合いに埋没した。【北九州市長選取材班】

by deracine69 | 2007-02-04 21:52 | 政治  

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