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<都道県知事選>民主党の候補者擁立が難航 決定まだ5道県

2月20日2時5分配信 毎日新聞

 13都道県知事選(4月8日投票)の告示が約1カ月後の3月22日に迫る中、民主党の候補者擁立が難航している。推薦・支援する候補が決まったのはわずか5道県。東京は複数の著名人に出馬を打診して断られ、難航中の7県は小沢一郎代表が今夏の参院選で重視する1人区と重なり、地方での足腰の弱さは相変わらずだ。対する自民党は東京で石原慎太郎知事に推薦を拒否されたものの、推薦・支援候補がほぼ固まり、候補擁立では大きく先行している。

 民主党は19日、党福岡県連が県連副代表・稲富修二氏(36)の擁立を決めた。4選を目指す現職に対し、同県連は当初自主投票を模索。ところが、昨年11月の福岡市、今月の北九州市と二つの政令市長選で党推薦候補が当選し、小沢一郎代表が「不戦敗」を許さなかった。

 稲富氏は05年衆院選福岡11区で大敗した無名の新人。鉢呂吉雄選対委員長は「非常に若く、勝てる候補」と自賛するが、いかにも急場しのぎの印象は否めない。

 他県の状況はさらに厳しい。小沢氏が打ち出した「与党との相乗り禁止」方針が地元県連に重くのしかかっているのが実情だ。鳥取では党県連が自民の擁立した新人候補の推薦をいったん決めたが、小沢氏は推薦撤回を指示。福井、奈良、島根、徳島、佐賀、大分でも候補者擁立のメドが立たず、相乗りもできないまま自主投票に追い込まれるところもありそうだ。

 一方、自民党は東京を含む8道都県で推薦を決定。三重では民主党が先に推薦した現職に相乗りするしたたかさも見せ、推薦予定や県連推薦などを合わせると13都道県すべてで候補が固まった。神奈川では県連が推薦申請した新人候補について、知名度不足などを理由に推薦を見送るなど、「勝ち馬」を見極めて柔軟に対応しようという姿勢が顕著に見られる。

 ただ、「首都決戦」(中川秀直幹事長)と位置づけ最重要視していた都知事選では、石原氏に推薦を拒否され、メンツをつぶされた。中川氏は記者会見で「事実上(石原氏を)支持することになる」と述べており、石原氏を実質的な自民党候補として支援する。【大場伸也、葛西大博】

by deracine69 | 2007-02-20 02:05 | 政治  

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