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<誘拐>パラグアイで日本人男女 複数の容疑者逮捕される

4月3日11時33分配信 毎日新聞

 【メキシコ市・庭田学】南米パラグアイの警察などによると、同国南部カアグアスで1日午後4時半ごろ、世界基督教統一神霊協会(統一教会)の日本人男女2人が何者かに誘拐された。犯人側は身代金を要求したが、外務省幹部は3日昼、この日本人男女について「安全は確保されている。今日中に解決されるだろう」と語った。

 現地報道によると、警察は容疑者とみられる複数の人物を逮捕して取り調べている。
 関係者によると、誘拐されたのは首都アスンシオン在住で現地統一教会の太田洪量さん(62)と秘書の山口佐和子さん(37)。ブラジル国境の都市シウダデルエステで開かれた統一教会の集会に出席後、アスンシオンに向かっていた太田さんらの車を犯人が検問を装って停止させ、誘拐したらしい。通りかかった警察官が救出しようとしたが、警察官の恋人とともに一緒に連れ去られた。

 太田さんは統一教会系の土地管理会社社長も務めている。同社によると、会社関係者の携帯電話に太田さんから2回電話があった。1日午後10時ごろの1回目の電話では身代金2万5000ドルを払うよう指示があったが、2回目に要求額を増やし、15万ドル(約1800万円)に達した。

 南米には統一教会の日本人信者が多く在住している。

      ◇

 統一教会広報部(東京都渋谷区)によると、同教会は南米の自然環境保護活動をしており、土地を管理する関連会社「ビクトリア」の社長を太田さんが務め、山口さんは社員だという。

 同教会本部教会には3日午前、朝のニュースを見て事件を知った信者数人が駆けつけ、現地に電話をかけるなど情報収集に追われた。広報部は、「2人は信者だが、教会の役職はなく、職員ではない。人命にかかわる極めて重大な状況であり、出身地など2人の個人情報については答えられない」などとするコメントを発表した。

by deracine69 | 2007-04-03 11:33 | 社会  

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