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<都知事選>「必ず投票に行く人」が77%の関心の高さ

[都知事選]石原氏が依然優勢 浅野氏、やや支持伸ばす
2007年04月06日03時11分 毎日新聞

 統一地方選の焦点となっている東京都知事選(8日投開票)について、毎日新聞は4、5両日、電話による世論調査を実施し、取材も加味して終盤情勢を探った。前回調査(3月31日、4月1日)の結果と同様、現職の石原慎太郎氏(74)が依然として優勢だが、前宮城県知事の浅野史郎氏(59)もわずかに支持を伸ばした。「必ず投票に行く」と回答した人は前回より4ポイント増の77%で、関心の高まりをうかがわせた。

 石原氏が実質支援を受ける自民、公明支持層をほぼ固めたのに対し、浅野氏は民主支持層の5割しかまとめられておらず、3割は石原氏に流れている。無党派層でも、石原氏は4割超の支持を得ているが、浅野氏は前回とほぼ同じ3割弱にしか浸透していない。

 共産支持層の6割を固めた元足立区長の吉田万三氏(59)や建築家の黒川紀章氏(73)、発明家のドクター・中松氏(78)もそれぞれ支持拡大を図っている。

 前回は投票する候補を「まだ決めていない」と回答した人が4割に上ったが、今回は2割に減った。【夫彰子】

 ◇五輪招致…大きな争点にならず

 東京都知事選に関し毎日新聞が4、5日に行った世論調査で、現職の石原慎太郎氏(74)が進める16年五輪招致を投票の判断基準にしない人が59%に上り、大きな争点にはなっていないことを示した。投票の際に最も重視する基準は「公約やマニフェスト」がトップで、今回からビラ配布が解禁となった「マニフェスト選挙」が浸透していることをうかがわせた。


 五輪招致では、浅野史郎氏(59)と黒川紀章氏(73)が「中止」、吉田万三氏(59)が「現計画の白紙撤回」を訴え、石原氏との対立軸が鮮明になっている。3月31、4月1両日の世論調査では招致反対が40%で賛成の36%を上回っていた。

 だが、今回の調査で五輪招致を投票基準にする人は35%にとどまった。2期8年の石原都政を評価する人は前回世論調査の62%から64%に上昇、選挙情勢でも石原氏の優位が続く。浅野氏らの五輪反対姿勢が支持拡大につながっていないことが、浮き彫りになった。

 また、投票で最も重視する基準は、(1)公約やマニフェスト=26%(2)指導力=21%(3)改革への意欲=18%(4)経歴や実績=15%――の順だった。「公約やマニフェスト」を挙げた人が最も支持するのは、政策の数値目標や達成期限を示している浅野氏だった。

 これに対し石原氏は、「指導力」を重視する層から7割の支持を集め、依然として「強いリーダーシップ」が評価されている。「経歴や実績」「人柄やイメージ」「改革への意欲」を重視する人からも高い支持を得た。

 一方、新知事に最も取り組んでほしい課題は、福祉政策が44%でトップ、教育問題30%、雇用・景気対策17%と続いた。浅野氏は厚生官僚の経験から「福祉は私の本籍地」と訴えるが、福祉政策を望む人たちが最も支持するのは石原氏。教育問題に取り組んでほしい層では、学校式典での「日の丸・君が代」徹底を進める石原氏が6割弱の支持を集めた。【北村和巳】

by deracine69 | 2007-04-06 03:11 | 政治  

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