林野庁OB 報酬数億円のデタラメ

4月27日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 案の定、松岡農水相の名が浮上してきた林道談合事件。農水省の下部団体などが最低でも700万円の献金をしていたことが明らかになったが、この談合でさらにビックリしたことがあった。松岡大臣に献金した林野庁OBが天下りを繰り返し、数億円の報酬をせしめていたことだ。
 世間の大批判で官僚の“天下り渡り鳥”は死滅したと思っていたが、ちゃっかり生き残っていたのだ。

 真っ先に名前が挙がったのが、元林野庁長官の塚本隆久氏(71)である。

「秋田県出身で60年東大農学部林学科卒。農林水産省に入省し、93年に林野庁長官に就任したキャリアです。95年農水省退官後、『森林開発公団』(現・緑資源機構)の理事長として最初の天下り。6年で給与と退職金の計約1億5000万円を稼ぎ、01年から『森公弘済会』の理事長へ2度目の天下り。昨年から『日本林業協会』の会長も兼任し、さらに1億5000万円を稼いだ。退官後の収入は軽く3億円です」(関係者)

 塚本氏がキャリアの王道なら、日高照利氏(62)は林野庁プロパーの星だ。
「67年に宮崎大学農学部林学科を卒業し、林野庁に入庁。30年の役人人生のほぼすべてを国有林の専門家で通した。99年7月に退庁後は、公益法人『林業土木コンサルタンツ』に8カ月勤務し、『緑資源機構』の理事に天下った。そこに4年10カ月在籍し、給与と退職金の合計で約1億円を手にしました」(マスコミ関係者)

 現在も2つの公益法人の役員を兼務し、年間1250万円の収入がある。

「役人天国」を絵に描いたような2人だが、珍しいことではないそうだ。特殊法人元職員で天下り問題を追及するジャーナリストの若林亜紀さんがこう言う。

「天下りOBが、10年で2億~3億円を稼ぐのはザラで驚くに値しません。公益法人は規模や忙しさに関係なく、給与はどこもほぼ一律で、理事長クラスなら2000万円前後です。私がいた特殊法人も、理事たちの仕事はほとんどなく、給与をもらうのが仕事のようなものでした。官僚の『新・人材バンク』も時が過ぎれば、懲りずにまた別の天下り方法を探しますよ」

 林野庁みたいな田舎省庁でこのムダ遣い! 日本の借金が800兆円にも膨らむわけだ。
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by deracine69 | 2007-04-27 10:00  

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