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桜島の噴煙、最高の1800メートル 大噴火予兆はなし

2007年05月24日23時54分 朝日新聞

 鹿児島市の桜島の昭和火口で24日、噴火があり、噴煙の高さが同火口として観測史上最高の1800メートルを記録した。鹿児島地方気象台によると、今のところ大きな噴火が起きる兆候はないが、噴煙が約3000メートルに達する噴火が起きる可能性はあり、農作物被害などが心配されるという。

 噴火があったのは午前9時22分と同10時20分で、噴煙の高さはそれぞれ1800メートルと1000メートルだった。同市桜島支所によると、灰が舞い上がる影響で、特産のビワの収穫作業がしにくい状況という。

 昭和火口は46年の大噴火で現れ、昨年6月に58年ぶりに噴火した。今月16日に約1年ぶりに噴火し、20日から連日、噴煙が1000メートルを超える「小規模な噴火」が計10回起きている。噴煙の過去最高は昨年の1400メートル。南岳山頂火口は過去に5000メートル以上を記録している。

 同気象台によると、地殻変動などを示すデータに大きな変化は見られず、火山活動度レベルは「比較的静穏な噴火活動」を意味するレベル2のまま。ただ、活発な活動で灰が降り積もる可能性があるという。

by deracine69 | 2007-05-24 23:54  

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