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首吊りの松岡利勝農水相、死亡

5月28日14時23分配信 産経新聞

 東京・赤坂の衆議院議員宿舎の自室で自殺を図って心肺停止状態となっていた松岡利勝農水相は28日午後2時すぎ、死亡が確認された。遺書はみつかっていない。
 松岡農水相は同日正午すぎ、宿舎の自室のドアにひもを掛けて首を吊っているのを訪れた秘書と警護の警護官(SP)が発見し119番通報,東京・信濃町の慶応大病院に運ばれていた。東京消防庁などによると松岡農水相は発見時、意識不明状態だったという。

松岡農水相は熊本県阿蘇町生まれ、鳥取大農学部卒業後、昭和44年に農林水産省入省。北海道天塩営林署長や秋田営林局勤務などを経て、平成2(1990)2月に熊本1区から衆議院議員に立候補し初当選。その後、農林水産政務次官、農林水産副大臣を歴任し、昨年9月の安倍内閣発足に農林水産大臣となっていた。

 松岡農水相に関しては、資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」が政治資金収支報告書に計上した「光熱水費」について虚偽記載の疑惑が浮上。衆院予算委員会などで野党側から厳しい追及を受けていた。

 さらに地元の有力後援者である熊本県阿蘇市の建設会社幹部に農林水産省所管の独立行政法人「緑資源機構」から熊本、島根両県内で発注する中山間地域整備事業をめぐる談合疑惑も浮上。この幹部が業者側の「談合調整役」を務めていた疑いが強まっていた。松岡農水相側にはこの幹部が勤務する建設会社から過去10年間で計約1600万円を献金があり、この建設会社は同事業を億単位で受注していた。

by deracine69 | 2007-05-28 14:23 | 政治  

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