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厚労省がワースト!? 

5月27日10時0分配信 日刊ゲンダイ

「個人的なことなのでお答えできません」

 中央官庁に、官僚の出身地や学歴を問い合わせると、こんな無愛想な回答が多かった。税金で食っている“高給官僚”に余分なプライバシーはないはずだが、「個人情報保護法」を悪用してきたのだ。

 それが少し改善されることになった。「情報公開に逆行する」との批判の高まりから、総務省がこのほど「幹部公務員の略歴を公表するように」と全省庁に通達を出したのだ。だが、本当に情報公開されるかどうかは疑問だ。官僚取材を続けるルポライターの横田由美子さんが言う。
「幹部公務員は政治家以上に政策決定で力をもつのだから、個人データはすべて原則公開されるべきです。どこの何者がその政策を決めたのか、国民は知る権利がある。私が取材で重視したのは出身高校です。東大卒が当たり前の官僚は、同じ高校、同じ中高一貫校の仲間との結束がすごい。官僚の正体を知るうえで出身高校は不可欠です。でも、本人が公表を了承しても官庁が拒むことが多い。一番抵抗が強かったのが厚生労働省で、隠せるものは何でも隠そうとする。今回の通達は、生年月日、出身地、最終学歴など6項目が原則公開となり、一歩前進かもしれないが、最終学歴だけ公表すればいいと、お墨付きを与えることになりかねないから心配です」

 厚労省の今後の情報公開に注目だ。

by deracine69 | 2007-05-27 10:00 | 政治  

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