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<安倍首相> 3週連続の街頭演説で、焦る心境がバレバレ

<参院選>首相、巻き返しに躍起 3週連続で街頭演説
6月3日21時56分配信 毎日新聞

 安倍晋三首相が支持率急落の原因となった年金支給漏れ問題や公務員制度改革で、巻き返しに躍起だ。年金不安の解消を狙った年金時効停止特別措置法案は1日未明に衆院を通過したが、参院選向けの目玉にしたい公務員制度改革関連法案は成立のめどが立っていない。国民に示したい改革の成果がはっきりしない中、首相は3週連続で街頭演説をこなすなど、「党首の露出度」を高めて、有権者の関心を得ようとの戦術を展開中だ。

 「まじめにコツコツ払ってきた人が年金を受け取れないという理不尽なことはさせないとお約束する」

 安倍首相は3日、東京都渋谷区での街頭演説で、矢継ぎ早に打ち出した年金問題解決策の説明を繰り返した。長年取り組んできた拉致問題に関しても「鉄の意志でこの問題に向かっていく」と強調。同席した塩崎恭久官房長官も「安倍内閣は先送りしない。答えを出す」と声を張り上げた。首相はこれに先立ち、都内の多摩川河川敷にも足を運び、参院選立候補予定者と一緒にゴミ拾いをした。

 首相は公務員制度改革関連法案について「談合の温床となった押し付け的な天下りを廃止する」と成立に強い意欲を示している。しかし、民主党は同関連法案に反対しており、23日の会期末を前に成立への道筋は描けていない。自民党の中川秀直幹事長は3日、富山市内で講演し、「国民ではなく官公労の党だと示すことになる」と民主党を強くけん制した。

 民主党の小沢一郎代表は3日も街頭演説など表立った動きは見せなかった。3週連続の首相の街頭演説には、守勢の国会ではなく、街頭でのアピール力で民主党と差別化を図ろうとの思惑もありそうだ。【竹島一登】

by deracine69 | 2007-06-03 21:56 | 政治  

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