<赤城農相>事務所費 首相は問題ないとの認識、野党反発

7月7日21時19分配信 毎日新聞

 赤城徳彦農相の事務所費問題について、安倍晋三首相は7日、「農相はしっかり説明した」と述べ、問題はないとの認識を示した。一方、野党各党は「自らの犯したことをしっかり反省するならば職を辞するべきだ」(鳩山由紀夫民主党幹事長)などと一斉に辞任を要求。野党側は、赤城農相が不明朗な事務所費問題を指摘された松岡利勝前農相の後任であることを重視し、首相の任命責任を厳しく追及する方針だ。

 野党側が農相の辞任を求めていることに関し、首相は「そういう問題ではない」と拒否。政治団体の不正経理疑惑で辞任した佐田玄一郎前行政改革担当相との比較については「(佐田氏のケースとは)違う」と明言した。首相公邸前で記者団の質問に答えた。

 ただ、与党内からは久間章生前防衛相が原爆投下に関する発言で4日引責辞任したのに続き、閣僚の新たな「政治とカネ」の問題について不満の声が相次いだ。公明党幹部は7日、毎日新聞の取材に「事実なら赤城氏も農相を辞めなければならない。与党として(農相を)守れるかどうか分からない」と強調した。

 与党は、通常国会で資金管理団体の5万円以上の経常経費(人件費を除く)に領収書添付を義務付ける改正政治資金規正法を成立させた直後だけに、再び同様の問題が起きれば「ザル法」との批判も強まりそうだ。現職閣僚の一人も「金額が大きすぎる。謝罪するしかない」と述べ、早期決着を求めた。

 これに対し、民主党の小沢一郎代表は7日、名古屋市内で記者団に「松岡前農相が何も語らず自殺の道を選ばざるを得なかったが、後任の方もこういう状況では国民の皆さんの信頼を得ることはできない」と批判。共産党の市田忠義書記局長も記者団に「(辞任した)佐田氏と同じ問題。首相は罷免すべきだ」と強調した。【竹島一登、山田夢留】

 ◇赤城農相問題について、安倍首相が7日、記者団に語った内容の要旨は次の通り。

 ――首相の認識は。
 ◆秘書を通じしっかり説明するよう指示した。赤城さんから詳しく説明されたと聞いている。

 ――野党は農相の辞任を求めているが。
 ◆まあ、そういう問題じゃないでしょう。

 ――問題はないと。
 ◆しっかりと説明されたと聞いている。

 ――(事務所費問題で引責辞任した)佐田前行革担当相のケースとは違うか。
 ◆違いますね。

 ――任命するにあたり、注意しなかったのか。
 ◆もちろんちゃんと見ていますよ。

 ――危機管理として問題はなかったか。
 ◆3年間保存を義務づけられた分はしっかりと説明したとみている。
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by deracine69 | 2007-07-07 21:19 | 政治  

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