東南アジアでデング熱流行の兆し、温暖化の多雨が原因?
7月7日23時15分配信 読売新聞【バンコク=田原徳容】東南アジアで、蚊を媒介とするウイルス性感染症「デング熱」が流行の兆しを見せている。異常気象による多雨と気温上昇が原因とみられる。
ワクチンや特効薬がなく、数十万人規模で爆発的に流行した1998年と2001年を上回る規模で拡大する恐れがある。
デング熱は、熱帯に生息するネッタイシマカから人へ感染する熱性疾患。四十度近い熱が数日続き、関節痛や発疹を伴う。約1週間で自然回復するが、デング出血熱という重症状態に陥ると死亡することもある。
今年上半期の発症者数は、タイが昨年同期比36%増の約2万1251人で、17人が死亡した。ベトナムは同23%増の2万4255人に上り、27人が死亡。カンボジアは15歳以下の子供だけで昨年1年間を上回る1万2700人に達し、138人が死亡した。
by deracine69 | 2007-07-07 23:15 | アジア・大洋州