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政治家の歴史認識、盛り込みを検討へ 長崎の平和宣言

2007年07月07日23時01分

 長崎に原爆が投下された8月9日に毎年、長崎市長が読み上げる「平和宣言文」の起草委員会が7日、開かれ、久間前防衛相の原爆投下に関する発言をめぐって、委員から「抗議の意思を示すべきだ」との意見が相次いだ。委員長の田上富久市長は、近く開かれる一部の起草委員との最終協議で、宣言文に政治家の歴史認識について盛り込むかどうかを検討する。

 会合では、起草委員で長崎総合科学大長崎平和文化研究所の芝野由和運営主任が「身勝手な思いこみによる歴史解釈の弊害が続いている」と指摘するなど、複数の委員が、今回の発言に警告を発するべきだと主張した。

 会合後、田上市長は、一部委員との協議で検討する意向を示し、「久間氏の発言に特化せず、NPT(核不拡散条約)体制の崩壊を含め、(核兵器廃絶と)逆の方向に向かう動きに対し、市民の決意を述べる方がいい」と語った。

 起草委員の土山秀夫・元長崎大学長は、昨年10月の北朝鮮による核実験後の政府、与党の幹部の発言も含め、「歴史認識の不見識さを指摘する文言を入れたい」としている。

by deracine69 | 2007-07-07 23:01 | 政治  

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