ボーナス返上の薄気味悪さ

7月15日10時0分配信 日刊ゲンダイ

「消えた年金」の責任を取って、歴代厚生事務次官や社保庁長官がボーナス返上に応じることを決めた。社保庁の職員の9割も自主返納するという。

 塩崎官房長官などは鼻高々でアピールしていたが、全体主義みたいな話だ。社保庁をかばう気はないが、「消えた年金」は現職員の怠慢とは違う。全員がボーナス返上して「一件落着」になる話でもない。選挙前に自民党が政治的プレッシャーをかけて、高校野球の不祥事みたいにみんなで反省のポーズを取ったのだ。薄気味悪いし、こういうことを平気でやる官邸にも呆れてしまう。

「罰金数十万円でも、裁判で審議し、判決を出す。それが法治国家です。ところが、今回は官邸サイドからの鶴の一声で歴代次官は310万円、歴代社保庁長官は270万円を自主返納して寄付する。それも責任を取るのではなく、『反省していることを示すため』というのです。自民党の選挙対策で、こんなことが許されるのか」(厚労省幹部)

 どうせなら、歴代厚労相にもボーナスを自主返上させればいい。自民党は「消えた年金」を菅直人元厚労相のせいにしていたのだから、なおさらだ。役人叩きで人気につなげようとしている安倍・自民はこすっからい。
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by deracine69 | 2007-07-15 10:00 | 政治  

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