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安倍人気取り 参院選前に集団訴訟「決着」ラッシュ

7月13日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 参院選を前にした安倍自民党の人気取りなのは明らか。中国残留孤児問題など国を相手取った集団訴訟について、政府・与党が急いで決着を図るケースが相次いでいる。

 特に6月以降はカネミ油症やトンネルじん肺、東京大気汚染などの訴訟の決着ラッシュが続いた。7月も水俣病の未認定患者に一時金を支払うことを決定。9日も中国残留孤児支援策について与党が正式決定して終結させた。いずれも関係省庁の官僚が政治決着することに強く抵抗していた懸案ばかりだ。

「これまで与党の動きも鈍かったが、参院選を前に早期解決を図れと官邸から号令が出たのです。そのため与党内にプロジェクトチームまで立ち上げた。中国残留孤児訴訟の場合、安倍首相が最後に原告団と面会し、労苦をねぎらうシナリオまで練られている。安倍政権は『弱者救済』に熱心で、官僚の抵抗をはねつけたという構図をPRしたい狙いがあります」(永田町関係者)

 ほかにも安倍自民党は選挙前に肝炎対策や原爆症認定についても早期決着を図る構えで、当分は弱者救済ラッシュが続く。

by deracine69 | 2007-07-13 10:00 | 政治  

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