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減る一方の票めぐって 「シ烈」自民公明の内輪モメ

7月12日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 いつも「完勝」が当たり前の公明党が、今回の参院選は大慌てだ。選挙区5人、比例区8人の目標達成が危うくなり、自民党との“内輪もめ”が激しくなっている。

「公明党は、東京、埼玉、神奈川、愛知、大阪の5選挙区に独自候補を擁立していますが、埼玉、愛知が微妙なのです。定数3に対して、民主が2人を立て、自・公・民・民の4候補がしのぎを削っている。公明党の基礎票は50万。それに対して民主党は最大120万票あるから、きっちり2分割されると、公明が落ちる構図なのです。そこで公明党は、自民党の票田に食い込み始めている。慌てているのが自民党候補で、この大逆風の中、票がまったく読めないだけに、公明に食われては大変とガード固めに必死なのです」(自民党事情通)

 公明党は、衆院のほとんどの自民党議員に票を回している。その関係で衆院議員がもつ自民党票をかき集めているのだ。

 このため、愛知では現職の官房副長官・鈴木政二候補が当落線上だが、“安泰”とみられていた神奈川でも同じことが始まっている。

 一方、地方の1人区は劣勢の自民党陣営が公明党・創価学会に土下座せんばかりのゴマスリだ。

「とくに九州の6県では、なかなか推薦を出してくれない公明党に県連が次々と屈服し、比例区票を公明候補に回す約束をしてしまった。心配なのはその反動。九州では、宮崎が地盤の中山恭子前補佐官などが自民の比例で出ていますが、あまり得票が期待できない。また安倍首相が担いだ郵政造反落選組の衛藤晟一候補も、大分が地元なのに完全にブロックされている。今や九州の自民・公明両方からジャマ者扱いですよ」(地元関係者)

 この調子で、自民の比例区候補はバタバタ討ち死にしそうだ。

 タコの足の食い合いみたいになっている自公。参院選が惨敗に終われば、与党の間に深い亀裂が走ることになる。

by deracine69 | 2007-07-12 10:00 | 政治  

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