安倍首相「票取り!?大移動」長崎→帰京→被災地

2007年7月17日 スポニチ

◆ 参院選へ「パフォーマンス」の声も ◆

 参院選遊説のため長崎市を訪れていた安倍晋三首相。秘書官から地震発生の報告を受けると「新潟沖で震度6強の地震があった。直ちに対策のため、東京に戻らなければならない」と聴衆に説明し、その後の遊説日程をすべて中止することを決定した。

 民間機で帰京し、官邸滞在約40分で屋上から陸上自衛隊ヘリで被災地に向け飛んだ。出発前、記者団に「人命の安全確保、ライフラインの確保、不安を取り除くため全力を尽くす」と力説。きょう17日に予定していた沖縄遊説も中止することを決めた。

 地震発生当日に首相が被災地を視察に訪れたのは異例。一方で、野党では小沢一郎代表から党の対策本部長に指名された民主党の鳩山由起夫幹事長、与党でも公明党の太田昭宏代表という各党幹部も相次いで現地に入った。住民の避難所となっている柏崎市の小学校では安倍首相と鳩山氏が鉢合わせし、ともに一瞬驚きながら、軽く会釈しただけで特に言葉を交わすこともなく別れる場面もあった。

 何はともあれ、各党とも非常時の迅速な対応を有権者にPRしたいとの思惑が働いているよう。政治評論家の浅川博忠氏は「参院選向けのパフォーマンスの共演。年金や政治とカネの問題で逆風が吹いている安倍首相は、危機管理におけるリーダーシップを発揮する格好の機会」と分析した。

 ただ、首相が出馬を強く要請した丸川珠代氏に過去2回の選挙で投票しなかった疑惑が新たに浮上。「女性は産む機械発言」の柳沢伯夫厚労相、「しょうがない発言」の久間章生前防衛相、松岡利勝前農水相の自殺、事務所費問題の赤城徳彦農水相ら問題山積で人を見る目に疑問符の付く安倍首相はさらに厳しい視線を向けられそうだ。

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by deracine69 | 2007-07-17 06:44 | 政治  

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