丸川珠代氏号泣

2007年7月20日06時02分 スポーツ報知

f0013182_7203976.jpg 元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代氏(36)=自民・東京選挙区=が19日、みそぎの黒いスーツ姿で涙を流し、選挙の投票に行っていなかった「選挙権問題」からの出直しを誓った。武蔵小山駅前の演説では涙をぬぐい、同行した片山さつき衆院議員に抱きつき、号泣。また、遊説場所が重なった女優の若尾文子氏(73)=共生新・比例代表=の前では存在感を示せないなど、逆風はまだやみそうにない。

 珠代、涙がでちゃう―。武蔵小山駅前に立った午後6時過ぎ、丸川氏は前日同様「投票権を行使していなかったこと、恥ずかしい思いでいっぱいであります」と演説を始めた。23秒間、頭を下げ続けたところで、聴衆から励ましの声。つぶれた声で何とか演説を終え再び頭を下げたが、顔を上げられない。下を向いたまま袖で2回、涙をぬぐった。

 演説後の握手を終え、向かったのは応援に駆けつけたさつき氏の腕の中。ほおをうずめて涙する後輩を抱いたさつき氏は「こういう人間味のある人だから! どうぞよろしく!」と絶叫した。

 「本当に恥ずかしいばかりで」丸川氏は涙の理由を説明してまた涙。いつもの白ではなく、黒いツーピースを着たことには「みなさんに反省の気持ちが少しでも伝われば」と、絞り出した。

 夕暮れの感動劇場で、出直しの決意を存分に表現した丸川氏。この日はさつき氏、塩崎恭久官房長官とともに、商店街を1時間45分かけて練り歩いた。さつき氏は「(選挙権問題から)再チャレンジさせてほしいわね」と語ったが、立ちはだかる壁は一つではなかった。

 武蔵小山に先立ち、歩いた戸越銀座商店街では、待ちかまえていたかのようなタイミングで若尾氏が出現。「ああ若尾さん!」(塩崎官房長官)、「きれいねぇ~」(さつき氏)と話しかけられ「あら、まぁ」と優雅な笑顔で3ショットに応じた。

 だが丸川氏は同じ候補者同士とあってか素通り。若尾氏陣営によると、当初は練馬区に行くはずだったが、18日の巣鴨・とげ抜き地蔵商店街での遊説が大盛況だったため、「団地より商店街」にと照準を変えただけで、丸川氏の存在は意識していなかったという。「ごあいさつしようと全員で必死に探したけど見つからなかった。丸川さんはいたんですか?」と元女子アナのオーラは感じ取れなかったとした。

 またこの日、浅草雷門前で演説した川田龍平氏=無所属・東京選挙区=からは「政治を志すものとして、投票に行ってないなんて信じられない。これはきちんと有権者に判断してほしい」と厳しく非難された。今週末には、安倍首相、石原慎太郎都知事が応援に来る予定。選挙権問題ショックからの巻き返しはなるか。

 ◆丸川氏の選挙権問題 発端は16日に行った新宿区役所での期日前投票。意気揚々と出向いたが、04年6月に海外勤務から帰国していたのに、今年4月まで転入届を未提出だったことが判明。転入届提出後3か月が経過しないと区の選挙人名簿に登録されないため、選挙権がない形となり門前払いされた。住民税も払っていなかったのでは、との“疑惑”に対しては、テレビ局勤務時代の源泉徴収票のコピーを公表。支払いを証明したが、05年衆院選などの選挙に行かなかったことが明らかになった。
[PR]

by deracine69 | 2007-07-20 06:02 | 政治  

<< 麻生氏発言に野党反発 「放送禁止歌」ラジオ特番で一挙放送 >>