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塩崎官房長官も!?事務所費疑惑…共産党・志位委員長指摘

7月21日8時1分配信 スポーツ報知

 共産党の志位和夫委員長が20日、仙台市内で会見し、塩崎恭久官房長官の地元後援会と自民党の選挙区支部の事務所費をめぐり、2005年に1330万円の使途不明金があることが機関紙「しんぶん赤旗」の調査で判明したと語った。志位氏は「領収書を出して(使途を)明らかにすべきだ」と指摘。これに対し塩崎氏は「政治資金規正法にのっとって適正に処理されている」と怒り反論した。参院選のさなかに次々に飛び出す閣僚の疑惑や失言に、与党からは「何だこりゃ」との悲鳴が上がっている。

 「原爆…しょうがなかった」の久間前防衛相に始まり、憶測と苦笑を呼んだ赤城農相の「顔面ガーゼ」、さらに「不適切だった」と陳謝した麻生太郎外相の「アルツハイマー発言」-。閣僚らの失言&珍行動がオンパレードする中、今度は安倍首相の側近中の側近に疑惑が飛び出した。

 志位氏や赤旗によると、塩崎氏の後援会と自民党支部は、ともに松山市内のビル2階に事務所があり、05年の事務所費は両団体で計約2100万円。家賃はそれぞれ月10万円で年240万円、電話代やリース料などで530万円が支出され、残りの計1330万円が使途不明としている。

 志位氏は会見で「疑惑と言われても仕方のない事態」と指摘。民主党の小沢一郎代表も「説明できないなら、職を辞する以外ない。うそも架空もないなら、堂々と公開したらいい」と迫った。

 これに対し、塩崎氏は「政治資金収支報告はずっと閲覧可能。このタイミングでどうして出てくるのかびっくりした。場合によっては、(参院)選挙目当てだと厳重に抗議したい」と怒りを込めて反論し、領収書など明細を公表する考えがないことを表明。「適正に処理されており、ほかの国会議員とそんなに変わった数字ではない」と述べ、常識的な金額との認識を示した。

 しかし、参院選で厳しい逆風にさらされている与党からは「毎日、何かある。『何だこりゃ』ということもいっぱいある」(太田昭宏公明党代表)と悲鳴が上がっている。

 塩崎氏の事務所費問題について政治評論家の浅川博忠氏は「本来なら、最初の事務所費問題が発覚した時に、全議員を調査して公表すべきだった」と指摘。相次ぐ閣僚の不手際や失言の背景を「小泉時代には閣僚の中にも緊張感があった。だが、安倍首相は若いので、内心では甘くみている。問題を起こしているのは、ほとんどがベテラン議員」と分析した。

by deracine69 | 2007-07-21 08:01 | 政治  

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