選挙後は自民復党? だんまり決め込む荒井氏 参院選

2007年07月20日 河北新報
 
参院選で与野党の過半数をかけた攻防が激しさを増す中、選挙後の動向が注目されている新党日本を離れた荒井広幸参院議員(非改選)がだんまりを決め込んでいる。選挙戦以前は、毎週のように足を運んでいた地元福島県にも、選挙期間中は帰る予定がないという。参院選の結果次第では荒井氏の1議席が重みを持つ可能性もあり、地元では「選挙後に自民党に復党するのでは」との見方も広まっている。

 荒井氏が新党日本の「解党」を田中康夫代表に突き付けた5日、地元後援会幹部には本人から理解を求める電話があった。支持者には離党の経緯をA4判3ページにして郵送。自身のホームページからは、自民党を離党する際に執行部を批判した「離党届」も削除した。

 約1カ月前、須賀川市内であった後援会の会合で、荒井氏は参院選対応について「比例は新党日本、選挙区は差し支えなければ自民党で」と要請している。環境は変わったが、それ以降参院選に関する説明はない。支持者は「下手に動けば自民関係者を刺激するので静観しているのだろう」と推測する。

 荒井氏は1993年、自民党から衆院選に立候補し初当選。4選を目指した2003年の衆院選(福島3区)で落選し、04年の参院選比例代表にくら替え、当選した。05年に郵政民営化に反対して離党し、田中代表らと新党日本を結成。06年9月の首相指名選挙では、初当選が同期で仲の良かった安倍晋三自民党総裁に投票した。

 地元後援会幹部の本多一安・三春町議会議長は、「そもそも(政策的に民主党と近い)田中氏と組んでいること自体おかしい」と強調。「一日も早く自民党に戻るべきだ。信念は分かるが、郵政民営化は別の次元の話」と復党に理解を示す。

 一方の自民党。荒井氏が地盤の衆院福島3区では、05年の郵政選挙で「刺客候補」が民主党の玄葉光一郎氏に惨敗し比例復活もならず、県内唯一の空白区となっている。自民党県議は「荒井氏とは郵政でたもとを分かったはずだが…」と複雑な表情を見せた。

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by deracine69 | 2007-07-20 23:59 | 政治  

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