世論調査 首相、人柄への評価も下降線

7月23日8時0分配信 産経新聞

 今回の調査では、安倍政権を支える役目を果たしてきた安倍晋三首相個人の人柄への評価が、徐々に下降線をたどっていることが浮き彫りになった。政権寿命の見通しも短くなりつつある。「選挙の顔」として自民党総裁に選出された安倍首相にとって、参院選を前に厳しい数字ばかりがならぶ結果となった。

 経済や外交についての評価が相次いで下降する中、安倍首相の人柄への評価だけは前回調査まで60%台を維持していた。それが今回は52・9%に落ち込み、首相の人気に陰りが出てきたことをうかがわせる。

 また、安倍首相の指導力に対する評価も、政権発足直後の36・8%から15・8%と半分以下にまで激減した。

 安倍政権への評価は、政権の見通しにもにじみ出ている。「参院選まで」との回答は、政権発足直後の18・0%から今回31・2%になり、逆に「3年以上」は26・8%だったのが、9・1%にまで減った。

 参院選は政権選択の選挙ではない-といわれているが、60・9%が政権選択選挙と位置付け、64・8%は、与党が過半数を割れば早く衆院を解散すべきだと回答した。

 ただ、与党が守勢に立たされていた年金記録紛失問題では、安倍政権の対応を評価するとしたのが前回の17・3%から29・0%に増え、年金制度への信頼度も11・8%から17・6%とわずかながら増加した。

 自民党にも厳しい数字が出た。自民党支持層をみると、野党に議席を伸ばしてほしいとするのが27・6%と4分の1を超え、固め切れていない実態が明らかになった。

 参院選の雌雄を決するとされる1人区で無視できない農林漁業の従事者も、41・5%が安倍内閣を支持し、57・3%が自民党を支持すると回答しながら、参院選で野党に議席を伸ばしてほしいと答えたのは50・0%と、自民党が1人区で苦戦する一因になっているようだ。

 「支持政党なし」も、63・8%が野党に議席を伸ばしてほしいと回答し、自民党苦戦を裏付けているといえそうだ。
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by deracine69 | 2007-07-23 08:00 | 政治  

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