事務所費疑惑 塩崎官房長官「1億円超」

7月23日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 ついに政権ナンバー2にも事務所費疑惑が炸裂だ。塩崎恭久官房長官(56)の政治団体の怪しげな会計処理が浮上した。相次ぐ閣僚の事務所費疑惑にどこ吹く風だった官邸のスポークスマン。政権の中枢に座る人物を襲った疑惑は、逆風吹き荒れる安倍自民党の致命傷となりそうだ。

 追及の口火を切ったのは「しんぶん赤旗」(日曜版=22日号)の報道だ。問題の政治団体は「塩崎恭久後援会」と、塩崎本人が支部長を務める「自民党愛媛県第1選挙区支部」。いずれも、塩崎の地元・松山市の中心地にある6階建てビルのワンフロアを所在地としている。

 両団体の事務所費は00年からの6年間で、総額1億3470万円にも及ぶ。奇怪なのは、家賃以外の不透明な計上だ。

 ビルの所有者は東京・港区の「今日社」。代表は塩崎の母、役員に父、妻が名を連ねるファミリー企業で、塩崎本人も過去に代表を務めた。今日社の担当者は、赤旗の取材に「家賃は両団体から月10万円ずつ。年間240万円もらっています」と答えている。6年間の家賃総額は、1440万円。残る1億円以上ものカネはどこに消えたのか。

 05年分の「政党交付金使途等報告書」によると、愛媛第1支部は電話代、リース料、自動車保険料など事務所費に含まれる経費を約530万円しか支出していない。単純に6倍しても、9000万円近くが使途不明になる計算だ。

 ほかにも、後援会の事務所費が年によって最大3.5倍もの開きがあったり、光熱水費がたった450円の年があるなど不可解なことばかり。

 しかも、疑惑は資金管理団体にも及ぶ。

 所在地は大蔵省主税局長を経て政界に転じ、経企庁長官、総務庁長官を歴任した父・潤氏(90)の個人事務所と同じ場所。毎年数十万円の事務所費を計上しているが、事務所の看板には団体名が小さな字で書いてあるだけ。「実体はない」(関係者)との声もある。

 潤氏は昨年「息子の働きぶりが見たい」と官邸に押しかけ、笑いものとなった。いくら親バカでも、親族会社の架空事務所に多額の事務所費を計上して辞めた、佐田前行革相と同じ過ちは踏まないだろう。塩崎は今後どのツラ下げて、会見場に現れるのか。

▽塩崎事務所の話「松山市の事務所費は、適正に支出したものを計上しております。資金団体の事務所は連絡事務を主としており、経済的負担もその範囲で合理的に対処しております」
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by deracine69 | 2007-07-23 10:00 | 政治  

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