なぜ赤城をクビにしないのか、なぜ辞めないのか

7月24日10時1分配信 日刊ゲンダイ

 9000万円の「事務所費疑惑」につづき、絆創膏だらけの「顔の傷」まで問題になっている赤城徳彦農水相(48)に対し、とうとう自民党内から「更迭要求」が噴出し始めた。実際、あの顔がテレビに映るたびに10万単位で票が減っている。なのに、安倍首相は「赤城大臣はしっかりと説明された」と擁護し、クビにするつもりはゼロだ。いったい何を考えているのか。

 安倍首相に「もう赤城さん、早いこと辞めさせてもらわな、選挙にならんで」と直談判したのは大阪選挙区から出馬している谷川秀善(73)。

 石原伸晃幹事長代理(50)も「赤城大臣は説明が悪すぎる。下を向いて『法律にのっとってやっている』と言うが、当たり前だ」と痛烈に批判した。

 確かに、とっととクビにするか、久間防衛相のように辞表を提出させた方が、自民党にとっても得策というものだ。内閣の支柱でもないし、どうでもいい軽い存在だから、簡単に更迭できるはず。それでもクビにしない理由はなんなのか。

 赤城大臣はいま頃になって顔の傷を「吹き出物の一種です」と説明しているが、それなら最初からそう言えばいい。しかも当初、説明を拒んだ理由を「ぶざまな姿をさらすのがショックで無愛想になった」と言い出す始末。思春期じゃあるまいし、これが50男のセリフなのか。これだけでも大臣失格だ。

「そんな赤城大臣をかばい続ける安倍首相は、どうかしています。国民が赤城大臣の顔を見るたびにウンザリしていることになぜ気づかないのか。政治センスがないというか、正常な判断力を失っています。自分と似たタイプを集めた『お友達内閣』のために、適切なアドバイスをする閣僚もいないのでしょう」(九大名誉教授・斎藤文男氏=憲法)

 ハッキリ言って、もはや安倍内閣は政権の体をなしていない。非常識なオバケ一家を描いた、かつての人気映画「アダムス・ファミリー」じゃないが、首相以下、揃いも揃っておかしな連中ばかりだ。これだけ赤城大臣が問題になっているというのに、麻生太郎外相(66)は平然と「アルツハイマー発言」をしている。塩崎恭久官房長官(56)は、1億円の「事務所費問題」が発覚した。さらに「産む機械発言」の柳沢伯夫厚労相(71)とキリがない。ここまで問題だらけの大臣が揃ったら、選挙に勝てるはずがない。

 安倍首相が赤城大臣を擁護している本当の理由は、ひょっとして内心「事務所費問題は大したことじゃない」と思っているからじゃないのか。常軌を失っている同じ思考の仲間を集めた内閣だけに十分にあり得る話だ。3世議員同士の安倍首相と赤城大臣はとくに親しい。こんな内閣にこのままやらせていたら、国民生活は大変なことになる。
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by deracine69 | 2007-07-24 10:01 | 政治  

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