<参院選>投票終了時間繰り上げの自治体増える 

7月24日20時36分配信 毎日新聞

 今回の参院選で、投票終了時間を繰り上げる自治体が増えている。「地方では夕方以降、投票する人は少ない」という理由のほか、「夜間に出歩くとハブに襲われる」(鹿児島・徳之島町選管)というものも。繰り上げは開票作業に早く取りかかれるメリットもあるが、投票率が下がることも懸念されるため消極的な声もあり、各自治体の判断は分かれている。

 投票終了時間は、公職選挙法が98年に改正され、午後6時から午後8時に延長された。投票率の向上が目的だが、「投票に支障がなく特別の事情がある場合」は、午後4時まで繰り上げることもできる。

 総務省によると、今回の参院選では全国の投票所5万1743カ所のうち、約3割を占める1万4840カ所で、最大4時間繰り上げられる。前回参院選での繰り上げ実施は2割程度だった。

 繰り上げる投票所が多いのは鹿児島県1193カ所を最高に、▽北海道1034カ所▽岩手県1008カ所など。実施しないのは東京都と大阪府、神奈川県、千葉県のみ。

 鹿児島県では、鹿児島市中心部の約100カ所を除き、ほぼ全県で繰り上げる。徳之島町では、夜間に出歩くとハブに襲われる危険性があり、以前から繰り上げていたが、今回も12カ所ある投票所すべてを午後6時に閉める。また、鹿屋市や指宿市など合併で広域化した自治体は「投票箱の運搬に時間がかかる」を理由にする。県選管は「都市化が進んでいない地方では、投票時間を延長しても投票率に影響がほとんどない」と説明する。

 一方、東京都内では、投票箱を船で輸送する小笠原村の母島で前日に投票を行う以外は、午後8時までだ。都選管は「合併した自治体は都内にほとんどなく、投票箱の運搬にも支障はない。投票の機会を確保するという本来の目的から、繰り上げは検討していない」と話す。

 総務省選挙部は「期日前投票する人の増加で、繰り上げても影響が少ないと指摘する自治体も多い」としている。【五味香織】
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by deracine69 | 2007-07-24 20:36 | 政治  

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