定率減税廃止 野党「給与明細を見よ」 「25日」の攻防

7月26日8時1分配信 産経新聞

 多くの企業の給料日である25日を迎え、野党各党は参院選終盤で、住民税の定率減税廃止に伴う負担増を取り上げ、攻勢を強めている。また、無党派層からの支持を期待する民主党は、組織力に勝る与党候補に競り勝つため「選挙へ行こう」と投票率アップを呼びかける戦術をとっている。

 「みなさんの給与。住民税が上がってしまった。7月もごらんになってください」

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は24日、JR千葉駅前の街頭演説で、行き交うサラリーマンらに今月の給与明細を確認するよう呼びかけた。

 共産党の志位和夫委員長も23日、JR新宿駅西口で「(政府・与党は)住民税の定率減税を廃止し、お年寄りの年金課税も強化した。庶民の皆さんの所得は下がりっぱなしだ」と訴え、社民党の福島瑞穂党首も「給料明細をよく見て、怒りの1票を社民党に寄せて」と街頭で訴えている。

 民主党は「国民の財布に直結するので、年金記録の紛失問題に次ぐ追及材料」(中堅)と位置付け、「定率減税廃止でサラリーマン負担増」とのビラ約150万枚の配布を22日から開始した。

 野党にとって、さきの通常国会の会期が延長されたことで、投票日直前の給料日で再び批判を展開する格好の機会となった。与党側には「有権者が給与明細を(6月に続き)2度見ることになって反発が怖い」(閣僚経験者)との声もあり、この問題自体を街頭演説で取り上げるのを避けるケースが目立っている。

 ただ、政府は総務省のホームページで「(1月に)所得税が減った分、(6月に)住民税が増えてチャラ」と強調。7月19日に政府広報を3000万部配布し、定率減税廃止について「国の借金を増やさないようにするために使われ、一部は基礎年金の国庫負担分として使われます」と問題の沈静化に躍起だ。

 一方、民主党は、投開票日が各学校の夏休み中の日曜日に当たることから投票率低下を懸念。24日に、「『投票に行こう! プラカード』を活用し、街宣活動等を実施すること」と指示する文書を各陣営へ送った。
[PR]

by deracine69 | 2007-07-26 08:01 | 政治  

<< 【花岡信昭の政論探求】過半数獲... ウワサの真相、 安倍晋三にテレ... >>