民主、勢いを維持 自民40議席割れも 参院選情勢調査

2007年07月27日00時00分 朝日新聞

 29日投開票の参院選について朝日新聞社は24、25の両日、全国の有権者を対象に電話による情勢調査を実施、全国取材網の情報を加えて終盤の情勢を探った。それによると(1)自民は伸びず、40議席を下回る可能性がある(2)公明は改選12議席の確保が微妙(3)民主は勢いを保ち、60議席をうかがう(4)共産、社民は現状維持に懸命――などの情勢が分かった。自公が参院で過半数を維持するのに必要な64議席に届くのは難しそうだ。ただ、有権者の5割近くを占める無党派層は棄権も含め投票行動をぎりぎりまで決めない傾向が強く、なお流動的な要素がある。



 自民が不振で民主が好調だった序盤調査(17、18日実施)と比べ、自民への逆風が強まる一方、民主は勢いを維持している。

 自民が1人区(29選挙区)でリードするか一歩リードしているのは、序盤と同じ群馬、山口など4選挙区だけ。逆に野党に後れをとる選挙区は岡山など18選挙区と序盤より増え、7選挙区でも競り合いが続く。

 2人区(12選挙区)では推薦の岐阜を含む10選挙区で当選をにらむ。京都で情勢が明るくなってきた半面、北海道では予断を許さない。3人区(5選挙区)は1議席は確保しそうだが千葉の2議席目は厳しい。5人区の東京は現職がやや先行するが、新顔は浸透がいまひとつだ。

 比例区は14議席前後。選挙区との合計では、惨敗した98年の44議席を下回り、最低だった89年の36議席程度まで落ち込む可能性もある。

 五つの複数区で公認を立てた公明は大阪で優勢を維持、埼玉では支持を広げて当選圏内に入った。ただ、東京では勢いが落ちて競り合い、神奈川でも当落線上で争う。愛知は厳しい。比例区は7議席前後で、選挙区と合わせると目標の13議席は難しい見通しだ。

 民主は1人区で序盤より勢いを増した。公認が岩手、三重など9県で優勢、5県で一歩リードする。推薦は秋田、沖縄で堅く、愛媛、宮崎も支持を広げる。

 2人区は1議席は堅いが、新潟の2議席目は厳しい状況が続く。3人区は千葉、愛知で2人当選を視野に入れる。神奈川は1人は有力だが1人は当落線上。埼玉は新顔が有利で現職は厳しさを増す。大阪は安定を維持。5人区の東京は現職、新顔がともに着実に浸透している。

 比例区は21議席前後。選挙区との合計では目標の55議席を上回り、非改選と合わせて参院第1党になる公算が大きい。

 共産は選挙区、比例区合わせて4議席前後、社民は比例区で2議席程度の情勢だ。国民新党は比例区で1議席。新党日本は比例区の議席獲得に向け追い上げている。
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by deracine69 | 2007-07-27 00:00 | 政治  

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