NYタイムズ紙、参院選後の安倍首相辞任を予想

2007/07/27 08:21 NEWSIS/朝鮮日報JNS

 投票日まであと2日となった参議院議員選で、与党自民党が惨敗するとともに安倍晋三首相が辞任する可能性が高い、と米ニューヨーク・タイムズ紙が国際面のトップで報じた。

 同紙は26日(現地時間)、高知県選挙区から立候補している自民党の田村公平候補が、遊説中に安倍首相に対して野党さながらの非難をぶつけている様子を「異例の出来事」と紹介し、安倍首相が今回の参院選で敗北して辞任する可能性が高い、と報じた。

 田村候補は今月24日の遊説で、「日本を“美しい国”に変えていこうという安倍首相のスローガンは、絵に描いたもちになってしまった。経済的に立ち遅れてしまったこの地域の有り様を見てほしい。安倍首相はわれわれをもてあそんでいる」と激しく非難した。

 同紙はこのように自民党の候補でさえも遊説で安倍首相を攻撃する方が有利な材料になると思うほど、今回の参院選で自民党が多くの議席を失うだろうと予想し、さらに安倍首相の支持率が現在30%を下回っていると報じた。

 安倍首相は日本国民に対し、経済問題に関する不安感を植えつけるとともに、独断的な対外政策や「平和憲法」の改正を通じ、学生・生徒たちに愛国心を吹き込むという改革方針に異常なまでに固執している、と批判されている。

 今回の参院選で自民党が敗北したとしても、安倍首相が退陣しなければならないということはないものの、選挙で負け、国民の人気が下がれば、首相が辞任するのが日本では慣例になっている、と同紙は説明した。

 昨年9月、小泉前首相の後任として政権の座に就いた安倍首相は、小泉政権下で疎遠になっていた韓国・中国との関係を改善するといった努力は認められたものの、政治・経済面における改革には失敗したと評されている。とりわけ自民党の伝統的な支持層である農村の有権者と都市の有権者を分断する政策が、結果的に両者からそっぽを向かれる結果を招いたという指摘も出ている。

 長い間自民党の支持者だった女性(63)は、「安倍首相は“美しい日本”を強調し、いいことばかり言っているが、根本的な問題は何ら解決できていない」と批判した。

 一方、党内の候補が首相を攻撃するという前例のない事態に対し、自民党のモトキ事務局長は自制を求めているが、田村候補は相変わらず「われわれは(安倍首相の)“美しい国”では食べていくことはできない」という批判を展開している。
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by deracine69 | 2007-07-27 08:21 | 政治  

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