自民が歴史的大敗 安倍首相「責任果たす」と続投表明

7月30日0時7分配信 産経新聞

f0013182_0542685.jpg 第21回参院選は29日投票され、即日開票された。年金問題などによる逆風で、自民党は勝敗を左右する1人区で民主党や野党系無所属候補に相次いで敗れるなど、歴史的大敗を喫した。公明党も3年前の前回の獲得議席13を下回り、与党は過半数を大きく割り込んだ。一方、民主党は与党批判票を取り込み、前回の50議席を大幅に上積みし、参院では第1党になる。だが、安倍晋三首相は同日夜、記者団に続投の意向を表明。一方、自民党の中川秀直幹事長は辞意を表明した。

 ■通らぬ法案…政権運営難航は必至

 今後、法案は衆院で可決されても、参院では民主が賛成しなければ可決されず、成立がきわめて困難な状況となり、安倍首相は今後、厳しい政権運営を迫られる。首相は同日夜、「われわれの国づくりはスタートしたばかりだ。これからも首相として責任を果たしていく」と表明。中川幹事長は参院選惨敗について「幹事長に責任があるのは間違いない」、青木幹雄参院議員会長も自らの責任について「当然、覚悟している」と述べた。

 今回の改選は選挙区73、比例代表48の計121議席。29日午後11時25分現在、民主は55議席を獲得、自民は29議席にとどまっている。
 選挙区では29の1人区で、自民が群馬、和歌山、山口で議席を確保。しかし、岡山で自民の片山虎之助参院幹事長が民主新人に、青木氏の地元・島根で自民現職が国民新の新人に敗れた上、徳島、香川、愛媛、高知の四国4県で全敗。このほか、青森、岩手、秋田、山形、栃木、三重、滋賀、奈良、鳥取、長崎、熊本、宮崎、沖縄などでも民主や野党系無所属候補に敗れ、大きく負け越した。

 18の複数区のうち、2人区は自民、民主が議席を分け合った。3人区は民主が2人を擁立した埼玉、神奈川、愛知で自民、公明両候補と激戦を展開。愛知では公明現職が落選した。公明候補が参院選の選挙区で落選したのは平成元年以来18年ぶり。5人区の東京は、民主が2人の当選を決め、残りを自民2人、公明、共産、無所属の候補が競り合っている。

 比例代表は自民が前回の15議席を下回る見通しだが、民主は前回の19議席を上回る20議席台を獲得しそうだ。公明は前回の8議席には届かない可能性が強い。共産は前回の4議席、社民も2議席の確保が微妙。国民新、新党日本は議席を獲得できるかが焦点だ。
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by deracine69 | 2007-07-30 00:07 | 政治  

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