四国で自民全滅 元長官ら大ベテランも次々落選

7月30日0時33分配信 産経新聞

 自民がほとんどの議席を独占するなど「保守王国」ぶりが顕著だった四国は、今回の参院選で自民が4選挙区すべてで議席を失う結果となった。

 「支援、支持していただいた人に大きな迷惑をかけ、不徳をおわびしたい」。香川選挙区で5選を目指した元環境庁長官、真鍋賢二さん(72)は、前回に続く2度目の挑戦だった民主の植松恵美子さん(39)に敗れ、高松市内の事務所で頭を下げた。
 故大平正芳元首相を輩出した香川県では、今回まで衆参の選挙区計5議席を自民が独占。県議会でも定数45の3分の2以上の31議席を自民が占めて3議席の民主を圧倒し、これまでのほとんどの国政選挙で民主を寄せ付けなかった。

 今回も自民県連幹部は「危機に陥ると結束するのが自民党。いざとなれば1週間でまとまる」と強気だった。しかし、真鍋さんへの高齢、多選批判に加え、一昨年の郵政民営化関連法案に反対したこと、さらに平成の大合併で県内市町数が43から17に減って保守系市町議が大幅減となったことも影響。安倍首相ら党幹部が応援に駆けつけたが、「全国的な逆風をはね返すだけの組織力がなかった」(自民県連幹部)。

 愛媛選挙区では自民現職だった関谷勝嗣さん(69)が敗れた。関谷さんは衆院8期を務め建設相、郵政相の経験もある大ベテラン。安倍首相が3度も来援するなど党はてこ入れを図ったが、民主など推薦の無所属新人で「サッカーしか知らない若者」との批判もあった元J2選手、友近聡朗さん(32)にあっさり完敗。
 「“捏造(ねつぞう)された逆風”に及ばなかった」。そう言って関谷さんは悔しさをにじませた。
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by deracine69 | 2007-07-30 00:33 | 政治  

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