自民惨敗、過半数割れ=年金・政治不信直撃-首相退陣せず、民主第1党に・参院選

2007/07/30-01:05 時事通信

f0013182_1361655.jpg 第21回参院選は29日、投開票された。自民党は選挙区、比例代表ともに振るわず、40議席を割り込む惨敗が確実となった。公明党と合わせ与党は、過半数を大きく下回った。年金や「政治とカネ」の問題で政権に厳しい審判が下された形だが、安倍晋三首相は「改革を進めるため、これからも責任を果たしたい」と続投の意向を表明した。一方、民主党は60議席台も視野に入り、非改選と合わせ参院第一党に躍進した。公明党は改選12議席から後退した。共産、社民両党はいずれも選挙区で議席を得られなかった。午後7時半現在の投票率は44.82%で、前回を1.02ポイント下回っている。

 30日未明には選挙区73議席が確定。同日早朝までには比例代表48議席を合わせ、改選121議席すべてが決まる見通しだ。

 30日午前零時現在、選挙区で、自民党は29ある1人区のうち群馬、和歌山、山口、大分で議席を確保したが、四国4県で18年ぶりに全敗。岡山では片山虎之助参院幹事長が民主党新人に議席を奪われ、青木幹雄参院議員会長の地元の島根でも前職が国民新党の新人に敗れた。佐賀でも51年ぶりに落とし、青森など東北4県でも民主党や野党系無所属に軒並み敗れるなど、壊滅的敗北を喫した。一方、民主党は岩手や山形、山梨、三重、奈良、香川、熊本など16選挙区で議席を獲得し、自民党を圧倒した。

 改選数2の2人区は北海道、宮城、新潟、長野、兵庫、広島、福岡など11選挙区で自民、民主両党が議席を分け合った。民主党は大都市部で順調に票を伸ばし、改選数5の東京と同3の千葉、愛知でそれぞれ2議席を得た。埼玉、神奈川でも同党は各2議席を獲得する公算がある。公明党は東京と大阪で議席を維持したが、愛知では敗北した。 

 比例代表では自民党は10議席を固めたものの、民主党に引き離され、前回2004年に得た15議席には届かない情勢だ。一方、民主党は17議席を固め、前回の19議席を上回りそうだ。公明党は5議席、共産党は2議席、社民党は1議席をそれぞれ確実にした。国民新党と新党日本は各1議席確保する可能性が出ている。

 参院選には選挙区218人、比例は11政党159人の計377人が立候補。1983年の比例代表制導入以降、前回に次ぐ少数激戦となった。(了)
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by deracine69 | 2007-07-30 01:05 | 政治  

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