自公、連立維持へ 内閣改造、8月末から9月に

2007年07月30日14時08分 朝日新聞

 自民、公明両党は30日午前、安倍首相が続投する意向を表明したことを受けて、首相を支持する方針を正式に決めた。引き続き安倍首相と公明党の太田代表が党首会談を開き、連立政権を維持する方針を確認した。与党は、参院議長などを決める臨時国会を来週召集する方向で野党側と調整に入る。さらに、首相は8月末から9月にかけて内閣改造・党役員人事を行う見通しだ。一方、民主党は参院第1党の座を占めたことで、議長などの主要ポストを獲得し、攻勢を強める構えだ。

 安倍首相は30日午前の自民党役員会で「残念な結果になった。支援してもらった人に申し訳ない。国民の声を受け止めながら今後も責任を果たしていく」と続投を正式に表明した。これに対し、中川秀直幹事長が「総裁・総理としての決意を一丸となって支え、進んでいこう」と述べ、役員らが一致して首相を支持する方針を決めた。これに続いて、自民、公明両党の幹事長、国対委員長が30日昼、国会内で会談し、安倍首相を支えて、連立を維持していく方針を確認した。

 首相の続投をめぐっては、首相の政治手法に批判的な谷垣派の谷垣禎一会長も30日朝、「首相が自分の政策を実現していくことが国民に対する責任を果たすゆえん、と判断をされたなら、それは一つの判断だ」と述べ、続投を容認。ただ「野党との対話も含めて幅広い考えを結集するにはどうしたらいいかをお考えにならないといけない」と注文を付けた。舛添要一参院政審会長も30日午前、「国民の声に謙虚に耳を傾けないといけない」と述べるなど、与党内には首相への不満もくすぶっている。

 公明党の太田代表も30日午前に記者会見し、連立政権を維持する考えを示す一方で「国会運営も参院で与野党が逆転していることを踏まえ、丁寧な対応が必要だ。政治とカネについても何らかの形で言いたい」とも述べ、首相に注文をつけていく考えも示した。

 一方、自民、公明両党の幹事長らの会談では、参院の構成を決める臨時国会を来週、3、4日間程度開く方向で、野党側と調整することを確認。これに対し、民主党の鳩山由紀夫幹事長は30日午前、参院議長人事について「参院で多数を握っている以上、民主党からとりたい」と述べた。

 内閣改造・党役員人事の時期をめぐっては、与党内には、参院の構成を決める臨時国会後にするべきだ、との意見が強い。首相は臨時国会後の8月19日から25日までインドなど3カ国を歴訪するため、自民党幹部の一人は30日朝、こうした日程を踏まえて「内閣改造は首相の外遊日程が終わってからになる」との見通しを示した。

 党役員人事をめぐっては、中川幹事長の後任に麻生外相や二階俊博国対委員長などの名前があがっている。参院自民党では青木幹雄参院議員会長が辞意を表明し、片山虎之助参院幹事長らが落選するなど、幹部が大幅に入れ替わることから、参院執行部の体制をどう立て直すかも注目される。

 内閣改造をめぐっては、政権の要となる塩崎官房長官を続投させるかどうかが焦点になりそうだ。赤城農林水産相ら、政治資金や発言などで問題があった閣僚を、どう処遇するかも注目点だ。

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by deracine69 | 2007-07-30 14:08 | 政治  

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