人気ブログランキング | 話題のタグを見る

違法車両に車検、容疑のいすゞ副工場長ら逮捕 大阪府警

2007年08月01日13時00分

 大阪市西淀川区の府道で6月、大型トラックが歩行中の女性(当時86)をはねて死亡させた事故があり、大阪府警は1日、窓に装飾を施して保安基準を満たしていなかったこのトラックの車検を通したとして、虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで、三重県四日市市の自動車整備会社「三重いすゞ自動車四日市支店」の2人と事故を起こしたトラック運転手の計3人を逮捕した。

 トラックは、助手席側の安全窓を電飾板でふさぎ、車外を目視しにくい状態にしていた。不正な車検が、死亡事故の一因になった点を重視し、府警は強制捜査に踏み切った。

 逮捕されたのは、同社副工場長、榎本充久(47)=三重県津市長岡町=▽同社自動車整備士、伊藤彰敏(46)=同県いなべ市大安町梅戸=▽トラック運転手横山昌剛(53)=同県鈴鹿市高塚町=の3容疑者。

 交通捜査課の調べでは、3人は昨年10月17日、事故車両のトラックについて、道路運送車両法に基づく基準に達していないのに、保安基準適合証をつくり、国土交通省三重運輸支局に提出した疑い。

 トラックは、蛍光灯を取り付けた電飾板を助手席側ドアの下部の安全窓に車内から装着し、車外を見えにくくしていた。左折時の巻き込み事故を防ぐため、大型車両の助手席側には約40センチ四方の安全窓が設けられ運転席より低い歩行者を目視しやすいようにしてある。


 同社総務部は「逮捕は遺憾だ。捜査には全面的に協力するが、車検は適正にやったと認識している」としている。

by deracine69 | 2007-08-01 13:00 | 社会  

<< <朝青龍>2場所連続出場停止の... 英国史上最長・38年間の軍事作... >>