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<朝青龍>「神経衰弱、抑うつ」診断 親方は「辛抱も必要」

8月5日20時38分配信 毎日新聞

 日本相撲協会から2場所出場停止処分を受けた横綱・朝青龍(26)は5日、東京都墨田区の自宅で精神科医の往診を受け、「神経衰弱および抑うつ状態」と診断された。報告を受けた師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は「朝青龍に会って確かめたい」と語り、6日に朝青龍と面会した上で、故郷のモンゴルに帰国させて療養するかどうか判断する。

 知人を通じて往診を依頼された東京都内の開業医、本田昌毅医師は「うつ病の一歩手前。今のままなら3、4日で発症する。本人が望む最良の環境で休養するのが一番」と病状を説明した。

 朝青龍は不眠を訴えて食事ものどを通らない状態といい、「母の料理が食べたい」などと帰国を望んでいるという。

 処分決定後、朝青龍と会っていない高砂親方は「ある程度、辛抱や我慢するのも必要」と話し、7日に北の湖理事長に報告する予定。

 北の湖理事長は「(病状が)心配だ。協会から罰則を受け、気持ちの整理がつかない時に外出できないのでは息も抜けないだろう」と語った。【飯山太郎】

 ◇なぜ思わぬ事態に?

 朝青龍が精神科医に「うつ病の一歩手前」と診断された。腰やひじの骨折による休場届を出しながらモンゴルでサッカーをしていたことが発覚して2場所出場停止の処分を受けたばかり。その4日後にはこの診断。事態は思わぬ方向に展開してしまった。

 なぜ、ここまで大きな騒動になったのか。朝青龍が先月30日に日本相撲協会の幹部に謝罪し、今月1日に処分を受けてもファンに対しては肉声で謝罪することがなかったからだ。ちょうど前後してフィギュアスケート男子の織田信成がバイクの酒気帯び運転で検挙され、織田は涙ながらに記者会見して謝罪した。だが朝青龍は処分を受けたコメントを高砂親方を通じて出しただけ。1日に診療した平石貴久医師は「話を聞けるし、病名がつくほどのものではない」と話していたから、その段階で手の打ちようがあっただろう。

 弟子を監督する立場にある高砂親方はようやく腰を上げて、6日に朝青龍と面会する。処分を伝えて以降は一度電話をしただけ。師匠として、あまりにもコミュニケーションがない。「おれは弟子・朝青龍を信じている」と言った高砂親方は、協会の広報担当理事でもある。いかに騒動を収めるか。難局を切り抜ける手腕が問われる。【上鵜瀬浄】

by deracine69 | 2007-08-05 20:38 | スポーツ  

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