久間「しょうがない」発言 安倍首相が被爆者に謝罪

8月6日0時10分配信 産経新聞

内閣総理大臣と被爆者との懇談会で、被団協代表者からの要望を聞く安倍晋三首相=5日午後、広島市南区(撮影・前川純一郎)

 ■原爆症認定基準見直しを表明

 6日の広島原爆の日を前に、安倍晋三首相は5日、広島市内のホテルで被爆者団体の代表らと面会し、「原爆症認定のあり方については、専門家の判断の下、見直しを検討したい」と表明した。原爆症認定をめぐる集団訴訟では、国の認定基準の妥当性が次々と否定され、国側は6連敗中。首相の発言は認定基準の見直しに踏み込むことで訴訟の早期決着に道を開き、被爆者救済策の充実を目指したものだ。

 現職首相が被爆者団体の代表から直接要望を聞くのは、平成13年の小泉純一郎前首相以来6年ぶり。広島県原爆被害者団体協議会をはじめ7団体の代表が出席した。
 安倍首相は冒頭、「唯一の被爆国として核廃絶や恒久平和に向けた取り組みを続ける。保健、医療、福祉面で被爆者対策を充実させていく」とあいさつ。原爆症認定基準の見直しに言及した上で、「裁判は別として国として何ができるのかを検討させたい」と述べ、被爆者の救済枠拡大を検討する考えを示した。
 また、久間章生前防衛相が原爆投下を「しょうがない」とした発言について、「被爆者の心を大変傷つける結果になったことに対し、大変申し訳ない気持ちだ」と謝罪した。

 原爆症認定をめぐる集団訴訟では、国が平成13年に作成した「原爆症認定に関する審査の方針」の妥当性が最大の争点となっている。
 自民党の小委員会は8月下旬にも救済拡大策を取りまとめる予定だが、柳沢伯夫厚生労働相は「基準は専門の審議会で科学的知見に基づき決めており、理解を求めたい」として認定基準の見直しに慎重な姿勢を示していた。
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by deracine69 | 2007-08-06 00:10 | 政治  

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