ドン詰まり安倍政権 臨時国会「冒頭解散説」

8月3日10時1分配信 日刊ゲンダイ

 惨敗ショックに打ちひしがれている自民党。このまま安倍が続投すれば、どんどん、世論から見放されていくが、だからといって、安倍を引きずり降ろそうという勢力は皆無だ。ここで総裁を狙ったところで、その後の展望がないからだ。死に体・自民党はどうするつもりなのか。党内からは「臨時国会冒頭解散」の声が出始めた。

 続投、居座りを決め込んだ安倍政権は、大臣ポストをエサに党内の不満を封じ込め、目くらまし改造で、世論の批判の矛先を変えるハラだ。

 しかし、改造は諸刃の剣になる。新大臣が赤城のように醜聞まみれになる恐れがあるからだ。普通は、組閣前に“身体検査”と呼ばれるチェックを行う。小泉内閣では過去10年分の政治資金収支報告書を見ていた。

 ところが、今の安倍官邸には、こういうチェック機能がない。赤城問題が発覚したとき、官邸と党のコンプライアンス担当が「なんでこんなことになったんだ!」「そんなことを言われても困る」というような、責任のなすり合いをしたほどだ。

「だから、誰を大臣にしても、事務所費問題などのリスクが付きまとう。改造後も閣僚醜聞が出続けたら、本当にアウトですからね。中川幹事長あたりは、『金の問題は大丈夫です』という誓約書を書かせたらどうか、なんて言い出しています」(自民党関係者)

 そこで浮上しているのが、早期解散説なのである。臨時国会ではどうせ、民主党ともめる。法案が通らなくなり、追い込まれていく。新大臣も洗われて、疑惑が出てくれば、集中審議や証人喚問、問責決議案と押し込まれてしまう。

「だったら、民主党の選挙準備が整っていない9月に解散してしまえ、というわけです。臨時国会冒頭で、改造をやり、施政方針後、すぐに解散して信を問えばいい」(前出の自民党関係者)

 安倍政権に近い政界の重鎮もこう言うのだ。

「解散をするんだったら、すぐにやるか、ギリギリまで延ばすかのどちらかだ。支持率回復の展望がなければ、今やったほうがいい。民主党は大混乱する。民主党は選挙準備の時間稼ぎをしたい。本当は安倍続投でほっとしている。そこを逆手に取れば、そんなに負けない」

 総選挙で勝てば、民主も参院でそれほど抵抗ができなくなる。また4年、政権交代がムリとなれば参院も割れてくる、という読みだ。安倍がこうした声をどう聞くかだ。
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by deracine69 | 2007-08-03 10:01 | 政治  

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