“姫の虎退治”姫井氏本人は「抵抗あった」→だって虎ファンだから

8月6日8時3分配信 スポーツ報知

 自民党の片山虎之助参院幹事長(72)を下し今回の選挙戦を象徴する候補者となった。しかし姫井氏にとって、この「虎退治」という言葉、とっても言いにくいものだったようだ。その背景には虎之助氏じゃない「虎」の存在があった。
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 「落選した片山さんの表情を見ているとちょっと。げっそりして首回りもあんなにやせちゃって。あれだけ強くて自信家だったのに…」

 姫井氏は死闘を演じた相手候補の片山氏の様変わりに驚く。「すべて私の不徳によるもの」落選後の片山氏からは持ち前の不敵さは消え、その目はうつろに潤んでいた。姫井氏は「あれを見て浮かれられない複雑な気持ちになった」。笑顔を見せながらも時折、表情が曇るのはライバルを気遣ってのものなのか-。

 党幹部として全国遊説をするはずが、逆風に地元に張り付かざるを得なくなった片山氏との選挙戦は熾烈(しれつ)を極めた。特に片山陣営が組織の引き締めを行った直後の7月25日。道行く人が急に姫井氏に振り向いてくれなくなった。

 「さすが自民党、逆転された」と痛感したが、27日に小沢一郎代表が岡山入りして形勢は再び変わったという。「本当は22日に応援を要請していたのに。小沢さんは自民党が引き締めをする直後のタイミングを狙っていた。さすが選挙のツボを知っている」

 しかし選挙戦で何より功を奏したのは、選対本部長の江田五月参院議員が考えた「姫の虎退治」というキャッチフレーズだ。「虎退治は相手を批判するようで抵抗があった」と語るが、理由はそれだけではない。

 野球好きの姫井氏はこともあろうにタイガースファン。地元のファンクラブにも入っているという。「周りにも当然言いにくかったですが、ファンたちには『あくまで選挙の虎ですから』と釈明した」と頭をかく。

 岡山県議時代には野球部に所属。選手として県知事の剛球をはじき返し、家庭では2児の母親として「ギャーギャー怒る」など、姫の愛称も看板倒れの姫井氏だが、国会では数少ない女性議員として幼児虐待、児童買春問題などに取り組みたいという。「同じ母親でもある蓮舫さんには何度も応援に入ってもらったし『女性同士で連携を取ろう』と呼びかけてもらった」マドンナタッグ結成予定の姫井氏にはさらに秘密アイテムもある。

 実はかつて姫井氏のトレードマークはメガネだった。出馬の際、あいさつに行った国民新党の亀井静香代表代行から「メガネ外したらどう?」と言われたのがきっかけで外したのだが、後援会は猛反発。「外すべきか否か」投票まで行われメガネが支持されたが、心機一転したかった姫井氏はあえて脱メガネで勝負に出た。「今思えば、亀井さんもメガネをしているのに…」。選挙戦ではコンタクトを作る暇はなく裸眼のまま。厳しかった目つきの理由はここにあったのだ。

 しかしオタクの聖地・秋葉原で大手メガネ店が「萌えメガネコーナー」を設ける時流の中で姫井氏も、永田町ではメガネ解禁を検討している。“萌えグッズ”との合体がかなった時、違った姫スマイルも飛び出すのかもしれない。

 ◆姫井 由美子(ひめい・ゆみこ)1959年2月14日、岡山市生まれ。48歳。82年、岡山大法学部第二部、84年、同大大学院修了。司法書士事務所を開く傍ら、99年、岡山県議に初当選し2期務める。07年7月、参院選に岡山選挙区から出馬。約4万5000票を獲得し、自民党の片山虎之助参院幹事長を破る。特技は居合道3段。夫と大学生の息子、高校生の娘の4人家族。
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by deracine69 | 2007-08-06 08:03 | 政治  

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