日増しに強まる首相批判 政権誕生原動力、若手議員からも

8月7日20時39分配信 産経新聞

 参院選敗北を受けた自民党内の混乱は収まりそうもなく、党執行部への突き上げは日増しに強まっている。安倍政権誕生の原動力となった若手議員からも安倍晋三首相への批判や不満が続出。7日の臨時国会開会に合わせて衆参議員が続々と上京してきており、首相批判の声はますます強まる可能性もある。

 6日午後、自民党本部で開かれた東北ブロック両院議員会議。選挙後の定例会にすぎないが、会長の加藤紘一元幹事長は「思いをすべて出してほしい」とたきつけた。

 これに呼応したのが津島派会長の津島雄二元厚相。「パフォーマンスが悪かったから負けたのではない。庶民の気持ちをいかに分かるかが今のリーダーに求められているのに、今の政治には思いやりや愛情がない!」と強い口調で首相を批判した。津島派は自民党第2派閥にもかかわらず、久間章生前防衛相の辞任などにより入閣者はゼロとあって、不満が鬱積(うっせき)しており、石破茂元防衛庁長官を含め反安倍勢力の中心となりつつある。

 津島氏の発言を受けて、他の議員から「構造改革により地方は疲弊した」「農村票が逃げた」「集票マシンの建設業界がほとんど動かなかった」「地方は我慢の限界」「選挙中に中央からエライ人が来すぎて、地方がバカにされた気がした」など厳しい言葉が続出。加藤氏は「首相に生の声を届けることが必要だ」と実名入りの議事録を首相官邸に届けることを決めた。

 一方、衆院2回生と、非改選の参院1回生が開いた参院選総括会でも、「参院選はまさに死屍(しし)累々。このままでは衆院ものたれ死ぬ可能性もある」(谷公一衆院議員)など悲鳴が相次いだ。衆院2回生は安倍政権誕生の原動力となっただけに事態は深刻だ。

 「首相が従来のスタンスのままなんとなく続投では困る」(早川忠孝衆院議員)、「きちんと危機対応体制を取れなかった官邸を総取っ換えしないと誰も納得しない」(葉梨康弘衆院議員)-と首相批判も続出。「首相は『安倍をとるか、小沢をとるか』で選挙をやったのだから、潔く辞めるべきだ」(小泉昭男参院議員)と首相退陣を求める声も飛び出した。
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by deracine69 | 2007-08-07 20:39 | 政治  

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